KB5083769の不具合と適用判断|VSS・RDP・BitLockerの確認手順【2026年5月版】

  • 公開日:2026/4/22
  • 最終更新日:
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※本記事は1つの情報源としてご活用ください。重要な変更を加える場合は事前にバックアップを取り、複数の情報源も参考にしながら操作してください。

2026年4月のWindows Updateで配信されたKB5083769について、5月時点で確認すべき情報が増えています。特に、VSSバックアップエラー、RDPファイルの警告表示、BitLocker回復キー要求に関する情報は、適用判断やトラブル時の切り分けに関係します。

  • KB5083769を今入れてよいか、どの環境で注意が必要か
  • VSS_E_BAD_STATEやバックアップ失敗が出たときの確認ポイント
  • RDP警告表示やBitLocker回復キー要求への備え方

こんな方におすすめの記事です

  • Windows 11 24H2または25H2でKB5083769を適用するか迷っている方
  • バックアップソフトやディスクイメージ復元を使っている方
  • RDPファイル、BitLocker、業務用PCの更新リスクを事前に確認したい方

本記事では、KB5083769の不具合と適用判断について、2026年5月時点のMicrosoft公式情報をもとに、一般ユーザーにも確認しやすい順番で整理します。(専門知識は不要です!)

注:KB5083769はセキュリティ更新を含む累積更新です。不具合が不安な場合でも、アンインストールや長期見送りを最初の選択肢にせず、BitLocker回復キー、バックアップ、公式KBの既知の問題を確認してから判断してください。


KB5083769は今入れて大丈夫か

KB5083769は一律に「入れないほうがよい」更新ではありません。Windows 11 24H2/25H2向けの累積更新であり、セキュリティ修正や品質改善を含むため、基本方針は準備を済ませたうえで適用です。

ただし、2026年5月時点では、既存記事公開時よりも確認すべき項目が増えています。バックアップソフトを使っている方、RDPファイルを開く機会がある方、BitLockerを有効にしている方は、通常のWindows Updateより少し慎重に確認したほうが安全です。

個人PCと業務PCでは、同じ更新でも影響の大きさが違います。個人PCなら、復元ポイントや回復キーを確認して早めに適用する判断が取りやすい一方、業務PCでは、VPN、共有フォルダ、バックアップ、暗号化ポリシーなどの影響も見ておく必要があります。

  • 早めに適用しやすいケース:個人利用が中心で、重要データのバックアップがあり、BitLocker回復キーの所在も確認できているPC
  • 先に確認したいケース:業務用PC、バックアップソフト利用環境、RDPファイル利用環境、BitLockerを厳密に管理している端末

2026年5月時点で追加確認したい変更点

2026年5月時点で特に確認したいのは、VSSバックアップ、RDP警告表示、BitLocker回復キーの3点です。どれも影響を受ける条件が異なるため、自分の環境に関係する項目から確認してください。

Microsoft公式のKB5083769ページでは、変更ログとして2026年5月1日に「脆弱なドライバーブロックリスト」、2026年4月30日にRDP警告表示問題の回避策更新、2026年4月23日にRDP警告表示の既知問題追加、2026年4月21日にBitLocker既知問題の更新が記載されています。

更新内容の詳細は、Microsoft公式のKB5083769ページで確認できます。

  • 脆弱なドライバーのブロックにより、一部バックアップアプリでイメージのマウントや復元確認に失敗する可能性
  • RDPファイルを開くときのセキュリティ警告が、複数モニター環境で正しく表示されない可能性
  • 特定条件のBitLocker構成で、最初の再起動時に回復キーを求められる可能性

ここで大切なのは、「KB5083769で不具合がある」という一言でまとめないことです。VSS、RDP、BitLockerでは、影響を受ける条件も確認方法も違います。自分の環境で関係する項目だけを切り分けて見ると、過度に不安にならずに判断できます。

VSSバックアップエラーが出る場合の確認ポイント

KB5083769適用後にVSS_E_BAD_STATEなどが出る場合は、バックアップソフトと脆弱ドライバーブロックの影響を確認します。特に、バックアップ作成だけでなく、イメージのマウントや復元確認まで見ることが重要です。

VSSは「Volume Shadow Copy Service」の略で、Windowsが使用中のファイルやディスク状態をスナップショットとして扱うための仕組みです。バックアップソフトがディスクイメージを作成したり、復元用イメージを参照したりするときに関係します。

Microsoftは、2026年4月14日以降のWindows更新により、脆弱性がある既知のカーネルドライバーをブロックする保護が導入され、一部のサードパーティ製バックアップアプリでディスクイメージのマウントや管理に失敗する可能性があると説明しています。該当する情報は、Microsoft公式の脆弱ドライバーブロックリスト関連ページで確認できます。

⚠️ バックアップ作成だけで判断しない

Microsoftの説明では、フルイメージバックアップの作成自体は成功しても、バックアップイメージのマウント、閲覧、復元操作で失敗する場合があります。バックアップソフトを使っている場合は、「作成できたか」だけでなく、「復元に使える状態か」も確認してください。

エラー例としては、VSSのタイムアウトやVSS_E_BAD_STATEが挙げられています。これらが出たからといって、必ずKB5083769だけが原因とは限りません。ただし、KB5083769適用後に急にバックアップイメージのマウントや復元確認で失敗するようになった場合は、今回の脆弱ドライバーブロックリストの影響を確認候補に入れる価値があります。

バックアップソフトとドライバー更新を確認する

Microsoftの説明では、psmounterex.sysというカーネルドライバーに依存する一部バックアップアプリが影響を受ける可能性があります。該当する場合、バックアップソフト側が新しい保護に対応したバージョンへ更新されるまで、イメージのマウントや復元確認で問題が続く可能性があります。

まず行うべきことは、Windows Updateをすぐ外すことではなく、バックアップソフトの公式サイトや更新履歴を確認することです。利用中のソフトが影響を受けるか不明な場合は、ソフト提供元の案内を確認してください。

Event ID 3077でブロックを確認する

Microsoftは、ドライバーがMicrosoft vulnerable driver blocklistによってブロックされたかを確認する方法として、Code Integrity OperationalログのEvent ID 3077を案内しています。

  1. スタートボタンを右クリックし、「イベント ビューアー」を開きます。
  2. 「アプリケーションとサービス ログ」から「Microsoft」→「Windows」→「CodeIntegrity」→「Operational」を開きます。
  3. 中央の一覧で「Event ID 3077」が記録されていないか確認します。

イベントログの確認は原因切り分けの一部です。表示がある場合でも、最終的にはバックアップソフト提供元の対応状況やMicrosoft公式情報を合わせて確認してください。

RDPファイル警告が読みにくい場合の確認ポイント

KB5083769では、リモートデスクトップ(RDP)ファイルを使ったフィッシング攻撃への保護が強化されています。.rdpファイルを開くと、接続前に要求された接続設定が表示され、各設定は既定でオフになります。初回には、RDPファイルのリスクを説明する警告も表示されます。

RDPファイルの警告の意味や安全な対応は、Microsoft LearnのRDPファイル警告に関する解説で確認できます。

⚠️ 予期しないRDPファイルは開かない

RDPファイルは、接続先だけでなく、ローカルドライブ、クリップボード、カメラ、マイクなどの共有設定を含む場合があります。身に覚えのないメールやチャットで届いたRDPファイルは、相手が正しそうに見えても安易に開かないでください。

一方で、KB5083769適用後には、RDPファイルを開くときのセキュリティ警告が正しく表示されない既知の問題もあります。Microsoft公式KBでは、ディスプレイのスケーリング設定が異なる複数モニター環境で、警告ウィンドウの文字が重なったり、ボタンが一部隠れたりする可能性があると説明されています。

KB5083631で修正されるが、扱いは分けて考える

Microsoftは、このRDP警告表示の問題について、2026年4月30日のKB5083631で解決されると案内しています。KB5083631はプレビュー更新として提供されているため、個人PCで困っている場合と、業務端末で安定性を優先したい場合では判断が変わります。

KB5083631の内容は、Microsoft公式のKB5083631ページで確認できます。

RDPを日常的に使う方は、「RDPそのものが壊れた」のか、「RDPファイルを開くときの警告表示が崩れている」のかを分けて考えると切り分けやすくなります。手入力でリモートデスクトップ接続を開始する場合と、.rdpファイルを開く場合でも影響範囲が異なります。

BitLocker回復キーを求められる条件と事前確認

KB5083769では、BitLocker回復キーに関する既知の問題も引き続き注意点です。ただし、これはすべてのPCで高確率に発生する問題ではありません。Microsoftは、限られた条件を満たす一部システムで、更新後の最初の再起動時にBitLocker回復キーの入力が必要になる可能性があると説明しています。

主な条件として、OSドライブでBitLockerが有効になっていること、TPMプラットフォーム検証プロファイルにPCR7が含まれる特定のグループポリシー構成があること、msinfo32でPCR7 Bindingが「不可能」と表示されることなどが挙げられています。一般的な個人PCでは該当しにくい条件ですが、業務端末や管理されたPCでは確認しておく価値があります。

更新前には、次の3点を確認しておくと安心です。

  • Microsoftアカウントまたは職場・学校アカウントに回復キーが保存されているか
  • 印刷した控え、USB、保存済みファイルなどの保管先が分かるか
  • 業務端末の場合、BitLockerグループポリシーの管理者に確認できるか

BitLocker回復キーは、暗号化されたドライブをWindowsが自動で解除できないときに使う48桁の番号です。保管先の確認方法は、Microsoft公式のBitLocker回復キー確認ページで案内されています。

回復キーが見つからない状態で、重要なデータが入ったPCを勢いで更新するのは避けたいところです。KB5083769後にBitLocker回復キーを求められた場合の詳しい確認順は、KB5083769後にBitLocker回復キーを求められた場合の確認手順も参考にしてください。

不具合が出たときの戻し方と再適用判断

更新後に不具合が出た場合は、最初に症状を分けて確認します。すぐに更新を外すのではなく、どの種類の問題かを切り分けることで、余計な操作を減らせます。

ステップ1: 症状を確認する(VSS、RDP、BitLocker、インストール失敗など)
ステップ2: Microsoft公式KBと関連ソフトの更新状況を確認する
ステップ3: 一時回避が必要な場合だけ、復元ポイントや更新のアンインストールを検討する
ステップ4: 修正情報やソフト更新を確認して再適用する

バックアップ関連なら、バックアップソフトの更新、VSSエラー、Event ID 3077を確認します。RDP関連なら、RDPファイルを開いたときの警告表示なのか、通常の接続問題なのかを分けます。BitLocker関連なら、回復キーの所在と、管理ポリシーの有無を優先して確認します。

Windowsにログインできる場合は、設定から更新履歴を開き、品質更新プログラムのアンインストールを検討できます。復元ポイントを作成しておくと、トラブル時の戻し先を確保しやすくなります。事前準備としては、Windows 11で復元ポイントを作成する手順も確認しておくと安心です。

インストール自体が失敗している場合は、今回の記事内で無理にすべてを扱うより、エラーコード別に切り分けたほうが安全です。0x800f0983、0x80070020、0x800f081fなどが出ている場合は、KB5083769のインストール失敗エラー別対処法を参考にしてください。

⚠️ アンインストールしたまま放置しない

セキュリティ更新のアンインストールは、深刻な不具合が出たときの一時回避としては選択肢になります。ただし、KB5083769はセキュリティ修正を含むため、外したまま長期間放置するのは避け、公式KBの更新や関連ソフトの修正状況を見ながら再適用を検討してください。

よくある質問(FAQ)

KB5083769は今すぐ入れても大丈夫ですか?

一律に避ける更新ではありません。ただし、バックアップソフト、RDPファイル、BitLockerを使う環境では、事前に回復キー、復元ポイント、公式KBの既知の問題を確認してから適用するのがおすすめです。

VSS_E_BAD_STATEが出たらKB5083769が原因ですか?

原因の一つとして確認対象になりますが、必ずKB5083769だけが原因とは限りません。バックアップソフトの更新状況、psmounterex.sysへの依存、Code IntegrityログのEvent ID 3077などを確認してください。

RDPファイルの警告が読みにくい場合はどうすればいいですか?

複数モニターでスケーリング設定が異なる環境では、RDPファイルの警告表示が崩れる場合があります。MicrosoftはKB5083631で解決されると案内していますが、プレビュー更新の扱いは利用環境に合わせて判断してください。

BitLocker回復キーを求められる可能性は高いですか?

Microsoftは、限られた条件を満たす一部システムに影響すると説明しています。一般的な個人PCでは該当しにくいとされていますが、回復キーの所在確認は更新前に済ませておくと安心です。

KB5083769をアンインストールしてもいいですか?

深刻な不具合の一時回避としては選択肢になります。ただし、セキュリティ更新を外したまま放置するのは避け、公式KBの更新、関連ソフトの修正、再適用のタイミングを確認してください。

まとめ:KB5083769の不具合と適用判断

この記事では、KB5083769の不具合と適用判断について、2026年5月時点の情報をもとに解説しました:

  • KB5083769は一律に避ける更新ではありません:セキュリティ更新を含むため、準備を済ませてから適用判断するのが基本です。

    個人PCと業務PCでは、確認すべき範囲が異なります。

  • VSSバックアップエラーは5月版で重要な追加点です:VSS_E_BAD_STATEやイメージのマウント失敗が出た場合は、バックアップソフトとドライバーの更新状況を確認します。

    バックアップ作成だけでなく、閲覧や復元に使えるかまで見ることが大切です。

  • RDP警告とBitLockerは条件を分けて確認します:RDPは警告表示の崩れ、BitLockerは回復キー要求の条件と保管先確認がポイントです。

    どちらも不安だけで判断せず、Microsoft公式情報と自分の利用環境を照らし合わせてください。

KB5083769は、単なる「入れるか、入れないか」だけで見ると判断しにくい更新です。バックアップ、RDP、BitLockerという3つの観点に分けて確認すれば、自分のPCで何を優先すべきかが見えやすくなります。

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