iPhone機種変更時のデータ移行方法【iCloud/PC使用】完全ガイド
- 公開日:2025/8/9
- 最終更新日:
- パソコン日記

iPhone機種変更時のデータ移行方法【iCloud/PC使用】完全ガイド:これで安心!
新しいiPhoneを手に入れた時のワクワク感は格別ですが、同時に「古いiPhoneのデータ、ちゃんと新しいiPhoneに移行できるかな?」「写真や連絡先が消えたらどうしよう…」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。特に、初めてのiPhone機種変更時には、データの移行作業が大きなハードルに感じられるかもしれません。しかし、ご安心ください。適切な「データ移行方法」を知っていれば、誰でも安全かつスムーズに大切なデータを新しいiPhoneへ移すことができます。この記事では、iCloud/PC使用の2つの主要な方法を軸に、あなたのiPhoneのデータを確実に引き継ぐための「完全ガイド」をお届けします。
写真、動画、連絡先、アプリ、LINEのトーク履歴など、iPhoneには私たちの思い出や重要な情報が詰まっています。これらを失うことなく、新しいiPhoneで快適なスタートを切るためには、正しい「iPhone機種変更時のデータ移行方法」を理解し、実践することが不可欠です。このガイドを参考に、データ移行の不安を解消し、新しいiPhoneライフを存分に楽しみましょう。
なぜiPhone機種変更時のデータ移行が重要なのか
「データ移行くらい、適当で大丈夫だろう」と考えてしまうのは危険です。不適切な方法でデータ移行を行うと、以下のような深刻な問題に直面する可能性があります。
- 大切なデータの消失:写真や動画、連絡先、メモなど、二度と手に入らない思い出や情報が消えてしまう。
- アプリの再設定の手間:アプリのログイン情報や設定が引き継がれず、一つずつ再設定する手間が発生する。
- LINEなどのトーク履歴消失:バックアップを怠ると、大切な人とのやり取りが全て消えてしまう。
- ゲームデータの消失:課金したゲームのデータなどが引き継がれず、最初からやり直しになる。
これらのリスクを回避し、新しいiPhoneでスムーズに利用を開始するためにも、正しい「データ移行方法」を事前に確認しておくことが非常に重要なのです。
結論:iPhoneデータ移行の主要3つの方法
「iPhone機種変更時のデータ移行方法」は、主に以下の3つが挙げられます。あなたの状況やデータの量に合わせて最適な方法を選びましょう。
- 1. iCloudバックアップから復元:手軽で場所を選ばないクラウド経由の方法。
- 2. PC(iTunes/Finder)バックアップから復元:確実性が高く、大容量データ向け。
- 3. クイックスタートで直接転送:iOS 11以降のiPhone同士で手軽に移行できる方法。
これらの方法を適切に活用することで、iCloud/PC使用のどちらでも、あなたのデータを安全に新しいiPhoneへ移行できます。次からは、それぞれの具体的な手順と注意点を詳しく解説します。
iPhone機種変更時のデータ移行方法:具体的な手順
それでは、「iPhone機種変更時のデータ移行方法」を、主要な3つの方法に分けて詳しく見ていきましょう。
方法1:iCloudバックアップから復元する(手軽さ重視)
iCloudは、Appleが提供するクラウドサービスで、Wi-Fi環境があればPCなしで手軽にバックアップと復元が可能です。ただし、iCloudの無料ストレージは5GBまでなので、データ量が多い場合は有料プランへの加入が必要になります。
古いiPhoneでのiCloudバックアップ作成手順
- ステップ1:Wi-Fiに接続:安定したWi-Fi環境に接続します。
- ステップ2:iCloudバックアップをオンにする:
- 「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前(Apple ID)をタップ。
- 「iCloud」をタップ → 「iCloudバックアップ」をオンにします。
- ステップ3:今すぐバックアップを作成:
- 「今すぐバックアップを作成」をタップします。
- バックアップが完了するまで、Wi-Fiに接続したままにしておきましょう。データ量によって数十分〜数時間かかります。
新しいiPhoneでのiCloudバックアップからの復元手順
- ステップ1:初期設定を開始:新しいiPhoneの電源を入れ、言語や地域を設定します。
- ステップ2:「Appとデータ」画面で選択:
- 「Appとデータ」画面が表示されたら、「iCloudバックアップから復元」を選択します。
- ステップ3:Apple IDでサインイン:iCloudバックアップを作成したApple IDでサインインします。
- ステップ4:バックアップを選択して復元:
- 利用可能なバックアップの一覧が表示されるので、最新のバックアップ(または復元したいバックアップ)を選択します。
- 復元が開始され、完了するまで待ちます。完了後、アプリのダウンロードなどが自動で開始されます。
方法2:PC(iTunes/Finder)バックアップから復元する(確実性重視)
パソコン(Windowsの場合はiTunes、macOSの場合はFinder)を使ったバックアップは、iCloudよりも大容量のデータを高速で転送でき、より確実な方法とされています。iCloudの容量が足りない場合や、Wi-Fi環境が不安定な場合におすすめです。
古いiPhoneでのPCバックアップ作成手順
- ステップ1:PCに接続:古いiPhoneをUSBケーブルでPCに接続します。
- ステップ2:iTunes/Finderを起動:
- Windowsの場合:iTunesを起動します。
- macOSの場合:Finderを開き、サイドバーの「場所」からiPhoneを選択します。
- ステップ3:バックアップを作成:
- iTunes/Finderの画面でiPhoneアイコン(またはiPhone名)をクリック。
- 「今すぐバックアップ」または「このコンピュータにバックアップを作成」を選択します。
- 「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れ、パスワードを設定することをおすすめします。(LINEのトーク履歴など、一部のデータは暗号化しないとバックアップされません。)
- バックアップが完了するまで待ちます。データ量によって数十分〜数時間かかります。
新しいiPhoneでのPCバックアップからの復元手順
- ステップ1:初期設定を開始:新しいiPhoneの電源を入れ、言語や地域を設定します。
- ステップ2:「Appとデータ」画面で選択:
- 「Appとデータ」画面が表示されたら、「MacまたはPCから復元」を選択します。
- ステップ3:PCに接続しiTunes/Finderを起動:
- 新しいiPhoneをUSBケーブルでバックアップを作成したPCに接続します。
- iTunes/Finderが起動し、復元画面が表示されます。
- ステップ4:バックアップを選択して復元:
- 「バックアップを復元」を選択し、作成したバックアップ(最新のもの、または復元したいもの)を選びます。
- バックアップが暗号化されている場合は、設定したパスワードを入力します。
- 復元が開始され、完了するまで待ちます。完了後、iPhoneが再起動し、アプリのダウンロードなどが自動で開始されます。
方法3:クイックスタートで直接転送する(iOS 11以降のiPhone同士)
iOS 11以降を搭載したiPhone同士であれば、「クイックスタート」機能を使って、古いiPhoneから新しいiPhoneへデータを直接転送できます。最も手軽で、Wi-FiやPCが不要な場合もあります。
クイックスタートの手順
- ステップ1:両方のiPhoneを準備:
- 古いiPhoneのWi-FiとBluetoothをオンにします。
- 新しいiPhoneの電源を入れ、古いiPhoneの近くに置きます。
- ステップ2:クイックスタートを開始:
- 古いiPhoneに「新しいiPhoneを設定」という画面が表示されるので、「続ける」をタップします。
- 新しいiPhoneに表示されるアニメーションを、古いiPhoneのカメラで読み取ります。
- ステップ3:パスコード入力とデータ転送:
- 新しいiPhoneで古いiPhoneのパスコードを入力します。
- 「データを転送」画面が表示されたら、「iPhoneから直接転送」を選択します。
- 転送が開始され、完了するまで両方のiPhoneを近くに置いたままにしておきましょう。データ量によって数十分〜数時間かかります。
※クイックスタートは、Wi-Fi環境がなくても一部のデータ転送が可能ですが、アプリのダウンロードなどはWi-Fi接続が必要です。
iPhone機種変更時のデータ移行に関する注意点
iCloudやPCでのバックアップでほとんどのデータは移行できますが、LINEのトーク履歴や一部のゲームアプリのデータは、別途アプリ内でのバックアップ・引き継ぎ設定が必要な場合があります。必ず各アプリの公式ヘルプを確認し、指示に従って移行作業を行いましょう。特にLINEは、機種変更前に必ずトーク履歴のバックアップとアカウント引き継ぎ設定を完了させてください。
Apple IDとパスワードを事前に確認する
データ移行のほとんどの場面でApple IDとパスワードが必要になります。忘れてしまった場合は、事前にAppleのウェブサイトでパスワードのリセットやApple IDの確認を行っておきましょう。
ストレージ容量の確認
iCloudバックアップを利用する場合、iCloudのストレージ容量が足りないとバックアップが作成できません。必要に応じてiCloudストレージの有料プランを一時的に契約するか、PCバックアップを検討しましょう。新しいiPhoneの容量が古いiPhoneのデータ量より少ない場合も、一部のデータが移行できない可能性があります。
SIMカードの入れ替え
データ移行が完了したら、古いiPhoneからSIMカードを取り出し、新しいiPhoneに差し替える必要があります。新しいiPhoneがeSIM対応の場合は、キャリアの指示に従ってeSIMの設定を行いましょう。
iPhone機種変更時のデータ移行に関するよくある質問
Q1: データ移行にかかる時間はどれくらいですか?
A1: データ量やインターネット回線の速度、PCの性能によって大きく異なります。
- iCloudバックアップ/復元:数十分〜数時間(データ量、Wi-Fi速度による)
- PC(iTunes/Finder)バックアップ/復元:数十分〜数時間(データ量、PCの性能による)
- クイックスタート:数十分〜数時間(データ量による)
大容量のデータがある場合は、余裕を持って時間を確保しましょう。
Q2: バックアップせずに機種変更してしまいました。データは復元できますか?
A2: バックアップを取らずに機種変更してしまった場合、原則としてデータは復元できません。ただし、iCloud同期設定をオンにしていた写真や連絡先など、一部のデータはiCloudから新しいiPhoneに自動で同期される可能性があります。また、キャリアのデータ移行サービスや、専門のデータ復旧業者に相談することもできますが、費用がかかる上に復旧が保証されるわけではありません。
Q3: 古いiPhoneはデータ移行後、どうすればいいですか?
A3: データ移行が完了し、新しいiPhoneで問題なく動作することを確認したら、古いiPhoneは「初期化」してデータを完全に消去しましょう。これにより、個人情報が残ることを防げます。初期化後、下取りに出したり、売却したり、リサイクルに出したりすることができます。売却や譲渡を検討する場合は、必ず初期化を徹底してください。
まとめ:iPhone機種変更時のデータ移行は計画的に!
この記事では、「iPhone機種変更時のデータ移行方法【iCloud/PC使用】完全ガイド」として、iCloudバックアップ、PC(iTunes/Finder)バックアップ、そしてクイックスタートという主要な3つの方法を詳しく解説しました。
iPhoneの機種変更は、新しい機能や体験を手に入れる絶好の機会です。しかし、データ移行は非常に重要なステップであり、事前の準備と正しい手順を踏むことで、大切なデータを失うことなく、安心して新しいiPhoneへと引き継ぐことができます。このガイドを参考に、あなたのiPhoneデータ移行を成功させ、快適なデジタルライフをスタートさせてください。もし、データ移行作業に不安がある場合や、途中で問題が発生した場合は、無理せずプロのサポートを頼ることをおすすめします。
パソコンやiPhone、スマホの設定に関する
お困りごとは何でもご相談ください。
PCホスピタルのパソコンサポート
料金表
OSアップグレードも格安で設定サポート
パソコン各種設定は初期設定だけでなくOSのアップグレードなども対応しています。
OSアップグレードをしたいけど、うまくいかない方やご自分ではやったことがなくて不安な方はパソコンの専門家にお任せ下さい。
パソコンサポートでよくある依頼
- パソコンの初期設定をしてくれる業者を探している
- インターネット接続の初期設定をしてほしい
- Wi-Fiルーターの初期設定をしてほしい
- 突然ネットに繋がらなくなったので解決してほしい
上記以外にもお困りのトラブルがあればお気軽にサポートをご依頼ください。格安・安心価格にて対応しております!
メールでの ご質問 or ご相談 は24時間受付中!!
ご質問、ご相談はこちらのフォームから24時間受付中です。
※メールでご相談される方は迷惑メール設定をご確認しておいて下さい。当サイトからメールを送信できないことがございます。
参考:PCホスピタルご利用規約

パソコン・iPhone・スマホの初期設定から専門性の高い難しい設定まで「安心」「安全」にPCホスピタルにお任せできます!