【2026年版】Windows 11プライバシー設定完全ガイド|テレメトリ無効化とCopilot対策の手順
- 公開日:2026/2/1
- 最終更新日:
- パソコン日記
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【本記事は2026年1月時点で調査した内容です。Windows 11の設定UIや機能は大型アップデートにより変更される場合があります。最新情報はMicrosoft公式サポートでご確認ください。】
「Windows 11が勝手にデータを送信しているのではないか?」と不安に感じていませんか?
この記事では、Windows 11のプライバシー設定を見直し、診断データ(テレメトリ)の無効化、広告IDのオフ、Copilotの無効化などを通じて、安全に追跡防止を強化する方法を詳しく解説します。
プライバシー設定と併せて、PCセキュリティ対策で絶対やっておきたいことも確認しておくと、より包括的な保護が可能になります。
💡 診断データ送信は「健康診断の問診票」
診断データ(テレメトリ)の送信は、病院の健康診断で問診票を提出するようなものです。病院(Microsoft)は、あなたの体調(パソコンの状態)を把握して適切な治療(アップデート)を提供するために情報を集めます。しかし、すべての質問に答える必要はありません。「必須項目」だけに絞れば、プライバシーを守りつつ安全性も保てます。
この記事を読めば、初心者でも安全に設定できるプライバシー保護の手順がわかります。(専門知識は不要です!)
注:Windowsのプライバシー対策は様々な方法があります。この記事では設定アプリを使った安全な方法を中心に、中級者向けのレジストリ操作も紹介していますが、他の対策方法も存在します。
⚠️ 重要な注意事項
• 2026年1月時点、Windows 11(Home/Pro版)では、診断データ(テレメトリ)を完全にゼロにすることはできません。セキュリティ更新や基本動作に必要な「必須診断データ」の送信は仕様上、停止できません。
• レジストリ操作はシステム破損のリスクがあります。必ずバックアップ(復元ポイント)を作成してから行い、自己責任で実施してください。
• 大型アップデート(23H2→24H2や24H2→25H2等)では、一部の設定が初期値にリセットされることが報告されています。定期的に設定を見直すことをお勧めします。詳しくはWindows 11 24H2と25H2の違いと更新ガイドをご覧ください。
Windows 11で送信される主なデータの種類
まず、Windows 11が標準状態でどのような情報を収集しているのかを整理しましょう。
診断データ(テレメトリ)
MicrosoftがWindowsを安全かつ最新の状態に保ち、問題をトラブルシューティングするために収集するデータです。デバイスのスペック、設定、エラーログなどが含まれます。
広告ID
各ユーザーに割り当てられた一意の識別子です。アプリ開発者や広告ネットワークが、あなたの興味関心に基づいた広告を表示するために使用します。
位置情報
GPS、Wi-Fiアクセスポイント、IPアドレスなどを使用してデバイスの正確な場所を特定します。天気予報や地図アプリ、「デバイスを探す」機能などで使われます。
CopilotとAI関連データ
Copilotへのプロンプト(質問)や、AIモデルのトレーニングに使用される可能性のある対話データです。
より詳しいプライバシー関連の情報は、PC閲覧履歴の管理方法もご参照ください。
まず最初にやるべき基本プライバシー設定(初心者向け)
ここでは、レジストリなどをいじらず、「設定アプリ」だけでできる安全な方法を紹介します。
プライバシー設定を行う前に、Windows 11の初期設定が完了していることを確認してください。
Microsoft公式では、Windowsでプライバシー設定を変更するで推奨される基本設定を公開しています。以下ではこれらを中心に解説します。
基本設定のチェックリスト
- 診断データを「必須」のみに設定する
- 広告IDと追跡機能を無効化する
- 位置情報を制御する
1. 診断データを「必須」のみにする
Windows 11(Home/Pro版)では完全にゼロにはできませんが、最小限に抑えることは可能です。
Microsoftの組織内のWindows診断データの構成では、診断データの詳細な仕様と設定方法が説明されています。
補足:これにより、閲覧したウェブサイトやアプリの使用状況などの詳細データの送信が停止されます。
2. 広告IDと追跡を無効化する
広告IDをオフにしても広告の数は減りませんが、行動追跡に基づいた「不気味な広告」は減らせます。
3. 位置情報を制御する
位置情報は、不要な場合は全体をオフにし、必要な場合(地図アプリなど)のみ個別に許可します。
- [プライバシーとセキュリティ] > [位置情報] を開きます。
- 「位置情報サービス」をオフにするか、オンのまま下部のアプリ一覧で不要なアプリ(例:カメラやCortanaなど)を個別にオフにします。
セキュリティ全般については、PCセキュリティのよくある質問もご参照ください。
Copilot・AI機能のデータ送信を抑える設定
Windows 11に統合されたCopilotも、設定次第でデータ収集を抑制できます。
Copilotの詳しい使い方やプライバシー設定については、2026年最新版!Copilotの賢い使い方と設定代行・プライバシーで詳しく解説しています。また、Windows 11のAI提案機能を止めたい方向けのガイドも用意しています。
Copilotの無効化・削除(アプリ版)
Windows 11のバージョンや設定によりCopilotの実装形態が異なります。アプリ一覧に表示される場合はアンインストール可能ですが、OS統合版の場合はレジストリ操作やグループポリシー設定が必要な場合があります。
アプリ版のCopilotがインストールされている場合、設定から削除が可能です。
- [設定] > [アプリ] > [インストールされているアプリ] から「Copilot」を探し、[アンインストール] を選択します。
⚠️ 注意
これによりタスクバーやアプリ一覧からCopilotが消えますが、OS内部の統合機能(Edgeなど)には残る場合があります。完全な無効化についてはWindows 11 Copilotの始め方と活用法もご参照ください。
AI学習への利用停止
Copilotを使用する場合でも、自分のデータをAIの学習に使わせない設定が重要です。
- Web版Copilotの設定、またはCopilot画面のプロファイルアイコンから [プライバシー] に進み、「モデルのトレーニング」関連のスイッチをオフにします(※ログイン時のみ設定可能)。
ChatGPTなど他のAIツールのデータ利用停止については、ChatGPTに入力した情報が学習される?オプトアウト設定ガイドをご覧ください。
完全に止められる情報・止められない情報の現実
多くのユーザーが誤解しやすいのが「設定ですべての通信を遮断できる」という点です。以下で、標準設定で「できること」と「できないこと」の境界線を明確にします。
| データの種類 | 設定アプリでの対応 | 現実(仕様上の限界) |
|---|---|---|
| 広告ID | 完全にオフ可能 | 追跡用IDは無効化されるが、Web上のCookieによる追跡は別問題。 |
| 位置情報 | ほぼオフ可能 | OS設定でオフにしても、IPアドレスやBluetooth等からおおよその位置は推定される可能性がある。 |
| 診断データ | 最小化のみ | Home/Pro版では「必須データ(セキュリティ更新や基本動作情報)」の送信は止められない。 |
| Copilot | 非表示・削除 | 完全にOSから排除するには、設定アプリだけでなくポリシー変更やレジストリ操作が必要になる場合がある。 |
| Windows Update | 制御不可 | 更新プログラムの確認に伴う通信は、セキュリティ維持のため必須とされている。 |
ポイント:一般的なWindows 11追跡防止としては、設定アプリで「オプションの診断データ」と「広告ID」を切れば十分です。しかし、企業レベルや完全な遮断を目指す場合は、後述するレジストリ操作等が必要になります。
デジタルプライバシー全般については、2025年版デジタルプライバシーとセキュリティ脅威への完全対策ガイドもご参照ください。
レジストリ・ローカルアカウント活用時の注意点(中級者向け)
より強力にプライバシーを守りたい場合、ローカルアカウントの利用やレジストリ操作が選択肢に入ります。
ローカルアカウントの推奨
Microsoftアカウントでサインインすると、設定やデータがクラウドに同期されます。これを防ぐにはローカルアカウントへの切り替えが有効です。
ローカルアカウントへの切り替え方法の詳細は、PCのローカルアカウント設定ガイドをご覧ください。
- ただし、Windows 11 Homeの初期設定(OOBE)ではネット接続とMicrosoftアカウントが強制される傾向にあり、回避にはテクニックが必要です。
- すでに使用中の場合は、[設定] > [アカウント] > [ユーザーの情報] から「ローカルアカウントでのサインインに切り替える」を選択できる場合があります。詳しくはWindows PCのユーザーアカウント管理ガイドもご参照ください。
レジストリ・ポリシーによる無効化
設定アプリに表示されない項目(例:Bing検索の無効化やCopilotの完全停止)は、グループポリシー(Pro版以上)やレジストリ(Home版)で制御します。
レジストリ操作を行う前に、必ずシステムの保護(復元ポイントの作成)を行ってください。また、Windows PCの復元ポイント作成手順と活用法もご参照ください。
- Copilotの完全無効化(レジストリ):レジストリの
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsCopilotにTurnOffWindowsCopilot(DWORD型、値:1) を作成する手法が知られています。レジストリエディタで新規作成する際は、データ型をREG_DWORDに設定してください。 - Copilotの完全無効化(グループポリシー):Pro版以上では、グループポリシーエディタから「ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Windows Copilot」で「Windows Copilotをオフにする」を有効化することでも対応できます。
⚠️ 重大な注意
レジストリ操作はシステム破損のリスクがあり、自己責任となります。必ずバックアップ(復元ポイント)を作成してから行ってください。詳しくはレジストリ最適化の安全手順やWindows11/10レジストリバックアップ手順をご参照ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. Windows 11の診断データは本当にオフにできるの?
A1. 完全にはオフにできません。Windows 11(Home/Pro版)では、「必須診断データ(Basic)」の送信が強制されます。これはWindowsを安全に保ち、更新プログラムを適用するために必要な最低限の情報です。完全に「オフ(Security)」にできるのは、Enterprise版やServer版などに限られます。
Q2. Copilotを無効にするとWindows Updateや安全性に影響はある?
A2. 基本的には影響ありません。Copilotは生産性向上ツールであり、OSの動作やセキュリティ更新に必須ではありません。ただし、無効化すると「ペイント」や「フォト」アプリ内のAI機能(背景削除など)が使えなくなる可能性があります。詳しくはCopilot初心者向け完全ガイドをご覧ください。
Q3. 広告IDや位置情報をオフにすると困ることはある?
A3. 利便性が一部低下します。広告IDをオフにしても広告自体は消えず、興味のない広告が表示されるようになります。位置情報をオフにすると、マップで現在地が表示されなかったり、「デバイスを探す」機能が使えなくなったりします。天気予報ウィジェットなども手動で地域設定が必要になります。
Q4. レジストリ変更や外部ツールは使っても大丈夫?
A4. リスクを理解した上で使用してください。外部の「プライバシー一括設定ツール」やスクリプトは便利ですが、必要なシステムコンポーネントまで削除してしまい、不具合の原因になることがあります。手動設定で対応できる範囲に留めるのが最も安全です。
レジストリ操作を行う場合は、レジストリ最適化の安全な手順とリスク対策を必ずご確認ください。また、レジストリ最適化は危険?触る前に知るべき全知識も参考になります。
Q5. 将来のアップデートで設定が戻ることはある?
A5. はい、戻る可能性があります。大型アップデート(機能更新プログラム)の際、一部の設定が初期値にリセットされたり、削除したはずのCopilotが再インストールされたりすることが報告されています。定期的に設定を見直すことをお勧めします。
アップデート後のトラブルについては、Windows Updateが失敗する原因と対処法もご参照ください。また、Windows 11 25H2への更新ガイドも最新情報として有用です。
まとめ:Windows 11プライバシー設定の重要ポイント
この記事では、Windows 11のプライバシー設定について解説しました:
- 診断データ(テレメトリ)の最小化:設定アプリで「オプションの診断データ」をオフにすることで、詳細な使用状況の送信を停止できます。
ただし、Home/Pro版では「必須診断データ」の送信は仕様上停止できません。
- 広告IDと位置情報のオフ:行動追跡に基づく広告を減らし、不要なアプリへの位置情報提供を制限できます。
ただし、利便性の一部低下(地図機能や天気予報など)があることを理解しておきましょう。
- Copilotの無効化と学習停止:アプリのアンインストールとAI学習への利用停止設定で、AI関連のデータ収集を抑制できます。
完全な排除にはレジストリ操作やグループポリシー設定が必要な場合があり、アップデートで復活する可能性もあります。詳しくはWindows AI進化でPC体験が激変をご覧ください。
- 完全に止められない情報の存在:Windows Updateの通信や必須診断データは、セキュリティ維持のため停止できません。
「できること」と「できないこと」の境界線を理解することが重要です。
- ローカルアカウントとレジストリ操作:より強力な対策として、ローカルアカウントへの切り替えやレジストリ操作がありますが、リスクを理解した上で慎重に実施してください。
まずはご自身のPCの「プライバシーとセキュリティ」設定を開き、この記事のチェックリスト通りになっているか確認してみてください。設定アプリだけで対応できる基本設定を行うだけでも、十分なプライバシー保護効果が得られます。
プライバシー設定と併せて、Windows 11のセキュリティ強化設定や最新バージョン(24H2/25H2)への更新、さらにセキュリティ強化版の安全なPC初期設定も検討しましょう。
定期的な設定の見直しも忘れずに。大型アップデート後は特に、設定が初期値に戻っていないか確認しましょう。Windows 11の便利機能10選も活用すれば、プライバシーを守りながら作業効率も向上できます。
より包括的なセキュリティ対策については、PCセキュリティ対策総合ガイドもご活用ください。

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