2026年1月Windows Update不具合まとめ:AVD障害とシャットダウン不能の対処法
- 公開日:2026/1/17
- 最終更新日:
- パソコン日記
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2026年1月のWindows Updateで同時多発した2つの深刻な不具合
2026年1月13日(米国時間)に配信されたWindows Updateプログラム以降、企業環境から個人ユーザーまで広範囲で深刻なトラブルが報告されています。
特に混乱を招いているのは、以下の2つの不具合が同じタイミングで発生している点です:
- シャットダウンしても勝手に再起動してしまう
- Azure Virtual Desktop(AVD)やWindows 365に突然接続できなくなる
💡 この記事の読み方:AVD/Windows 365接続でお困りの方は「不具合1」へ、シャットダウン問題でお困りの方は「不具合2」へお進みください。
⚠️ 重要:2つの不具合は別々の更新プログラムが原因です
この記事で扱う不具合は、実は異なる更新プログラムに起因しています:
- AVD/Windows 365接続障害:KB5074109(Windows 11 24H2/25H2向け)
- シャットダウン不能問題:KB5073455(Windows 11 23H2向け)+ System Guard Secure Launch機能
同じPatch Tuesday(月例更新)のサイクルで配信されたため、「同時に起きているように見える」のです。この記事では、両方の不具合を整理し、それぞれに最適な対処法を解説します。
この記事では、2026年1月のWindows Updateによる同時多発不具合について、技術的な原因、個人ユーザーと企業管理者それぞれに適した対処法、そしてMicrosoftの公式対応状況まで詳しく解説します。
⚠️ この記事の情報について
Windows Updateの仕様や不具合状況は、次回の更新プログラムで変わる可能性があります。修正状況や既知の問題は、必ずMicrosoft公式サイトで最新情報を確認してください。この記事の情報は2026年1月時点のものです。
不具合の全体像:どの更新プログラムが何を引き起こしたのか
まず、混乱を整理するために、それぞれの不具合と対応する更新プログラムを明確にします。
不具合1:AVD/Windows 365接続障害
原因となる更新:KB5074109
対象OS:Windows 11 Version 24H2 / 25H2
症状:認証エラー(0x80080005)でAVDやWindows 365に接続できない
影響範囲:主に企業ユーザー、リモートワーク環境
不具合2:シャットダウン不能(再起動ループ)
原因となる更新:KB5073455
対象OS:Windows 11 Version 23H2
症状:シャットダウンを選んでも再起動してしまう
影響範囲:System Guard Secure Launch機能が有効な環境(主に企業向けEnterprise版、IoT版)
なぜ同時に起きているように見えるのか:
どちらも2026年1月13日の同じPatch Tuesday(月例更新サイクル)で配信されたため、「Windows Updateの後に複数の問題が起きた」と認識されています。しかし実際には、別々のバージョン向けの別々の更新プログラムによる独立した不具合です。
不具合1:AVD/Windows 365接続障害(KB5074109)
症状の詳細
Azure Virtual Desktop(AVD)やWindows 365(クラウドPC)を利用している環境で、突然ログインできなくなる障害が発生しています。
具体的な挙動:
- クライアントアプリ「Windows App」で「接続」をクリックすると、即座に認証エラーが表示される
- エラーコード:An authentication error has occurred (Code: 0x80080005) または Extended error code: 0x0
- 何度試しても同じエラーが繰り返される
技術的な原因
既知の問題の案内と挙動から、認証プロンプト周りの変更が影響している可能性が高いと考えられます。
更新プログラムKB5074109には認証周りの変更が含まれていましたが、これが既存の「Windows App」クライアントの挙動と噛み合わず、認証トークンの受け渡しに失敗していると見られます。
重要なポイント:案内内容と挙動から、クラウド側の障害というよりクライアント側(Windows App+OS側の認証連携)の影響が疑われます。そのため、別の方法でアクセスすれば問題なく接続できる可能性が高いです。
💡 AVD/Windows 365接続障害の詳細はこちら
この不具合の詳しい技術背景、企業管理者向けの高度な対処法(KIR適用、グループポリシー設定等)については、以下の専門記事で詳しく解説しています:
KB5074109不具合|AVD・Windows 365接続障害の原因と対処法
企業環境でAVDを運用している管理者の方は、こちらの記事もあわせてご確認ください。
対処法(AVD接続障害)
初心者・個人ユーザー向け
方法1:Webブラウザ版を使う(最も簡単)
手順:アプリではなく、ブラウザ(EdgeやChrome)で https://windows.cloud.microsoft/ にアクセスしてログインする
利点:Web版は今回の不具合の影響を受けにくく、回避できるケースが多いです。最も簡単で確実な回避策です。
方法2:旧アプリを使う
手順:「Windows App」ではなく、旧来の「Remote Desktop Connection (MSRDC)」アプリを使用
利点:既存のアプリで接続できる可能性があります。ただし、一部の新機能は利用できない場合があります。
企業管理者向け
企業環境での恒久対応については、AVD/Windows 365接続障害の専門記事で、KIR(Known Issue Rollback)の適用手順やグループポリシー設定を詳しく解説しています。
不具合2:シャットダウン不能(再起動ループ)(KB5073455)
症状の詳細
「シャットダウン」を選択しても、電源が落ちずに再起動してしまう現象が確認されています。
具体的な挙動:
- スタートメニューから「シャットダウン」を選んでも、数秒後にメーカーロゴが表示されWindowsが再び起動してしまう
- 「電源を切る」を選んでも同様に再起動する
- 何度試しても同じ現象が繰り返される
実際の影響:
- ノートPCをカバンに入れたままバッテリーが枯渇する
- 夜間のメンテナンス再起動が正常に行われない
- 電源管理スケジュールが機能しない
⚠️ 主な発生環境
この症状は主に、KB5073455(Windows 11 23H2向け)がインストールされ、かつ「System Guard Secure Launch」機能が有効な環境において顕著です。特に企業向けのEnterprise版やIoT版で発生しやすい傾向があります。
技術的な原因
シャットダウンが再起動になってしまう原因は、「System Guard Secure Launch(システムガード・セキュアローンチ)」というセキュリティ機能と、更新プログラムの組み合わせが影響している可能性があります。
💡 System Guard Secure Launchは「建物の厳重な施錠システム」
System Guard Secure Launchは、建物の厳重な施錠システムのようなものです。出入りする人(プログラム)の身分証を毎回確認し、不審者(マルウェア)の侵入を防ぎます。しかし今回の更新で、「退出時の確認手順」が変更された結果、正常に退出しようとする人(シャットダウンプロセス)まで「不審な動き」と誤認され、警報(再起動)が作動してしまっているのです。
更新によってブートプロセスの検証手順に変更が加わった結果、システムが正常な終了シーケンスを維持できず、「異常終了した」と誤認して再起動(リカバリー)を行っている可能性が高いです。
対処法(シャットダウン不能)
初心者・個人ユーザー向け:公式コマンドで強制終了
このコマンドは、Microsoftの案内でも回避策として提示されている手順です。
⚠️ コマンドの安全性について
shutdown /s /t 0 は、OSに「直ちに正常な手順で電源を切る」よう命令する正規のコマンドです。電源ボタン長押しのような無理な切断より安全ですが、未保存の作業がある場合は失われる可能性があります。可能なら保存してから実行してください。
中級者向け:高速スタートアップの無効化
シャットダウン問題が起きている場合、高速スタートアップを無効にすることで改善する可能性があります(環境によります)。
高速スタートアップの無効化手順
- 「コントロールパネル」を開く
- 「電源オプション」を選択
- 「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
上級者・管理者向け:更新プログラムの削除(最終手段)
業務影響が甚大で、上記の回避策が取れない場合の最終手段です。
⚠️ セキュリティリスクの警告
更新プログラムを削除すると、セキュリティ修正が無効になり、セキュリティリスクが高まります。あくまで一時的な措置としてください。修正パッチがリリースされ次第、速やかに再適用することを強く推奨します。
個人PCと企業環境で異なる最適解:立場別の判断基準
今回のトラブルの特徴は、「シャットダウン不能」と「AVD接続障害」という2つの異なるリグレッションが同時に(同じパッチサイクルの更新で)発生している点です。そのため、立場によって取るべき最適解が異なります。
1. 個人ユーザー(Home/Pro利用)の場合
個人ユーザーの推奨対応
推奨:「様子見」または「コマンド/Web版利用」
理由:個人環境ではAVD不具合の影響は少なく、シャットダウン問題もコマンド入力で回避可能です。セキュリティ更新を削除するリスクの方が高いため、アンインストールは推奨されません。
注意:むやみに設定を変更せず、数日以内の修正パッチを待つのが最も安全です。
2. 企業・AVD管理者(Enterprise利用)の場合
企業管理者の推奨対応
推奨:「KIRの適用」または「Web版への誘導」
理由:業務停止が許されないため、Web版への誘導を最優先しつつ、管理端末にはKIR(Known Issue Rollback)を展開して根本回避を図るべきです。
注意:アンインストール判断を誤ると、同時に修正された「セキュリティ脆弱性」が無防備になり、ゼロデイ攻撃のリスクに晒されます。
詳細:AVD/Windows 365接続障害の専門記事で、企業管理者向けの高度な対処法を解説しています。
対応フローチャート:あなたに最適な選択肢は?
Microsoftの公式対応・今後の見通し
Microsoftは両方の問題を「既知の問題(Known Issue)」として認識しており、今後数日以内(in the coming days)に定例外の修正パッチ(OOB:Out-of-Band)をリリースする予定です。
現在の公式対応状況
- AVD問題(KB5074109):すでにステータスが「Mitigated(緩和済み)」となっており、KIRによる対応が可能
- シャットダウン問題(KB5073455):回避策(shutdownコマンド)が提示されており、近く修正が含まれる見込み
- 修正パッチ:両方とも数日以内にリリース予定(具体的な日時は未定)
最新の状況は、以下の公式ページ(Release Health – 既知の問題)で随時更新されます:
- Windows 11 24H2:Microsoft Learn – Windows 11 24H2の既知の問題
- Windows 11 23H2:Microsoft Learn – Windows 11 23H2の既知の問題
よくある質問(FAQ)
Q1. 強制シャットダウン(コマンド)しても大丈夫か、PCが壊れないか
A. shutdown /s /t 0 は、OSに「直ちに正常な手順で電源を切る」よう命令する正規のコマンドであり、電源ボタン長押しのような無理な切断とは異なります。ただし、未保存の作業がある場合は失われる可能性があるため、可能な限り保存してから実行してください。
Q2. 自分のPCはどちらの不具合の影響を受けているのか
A. 以下で判断できます:
- AVD/Windows 365に接続できない → KB5074109の影響(Windows 11 24H2/25H2)
- シャットダウンできない → KB5073455の影響(Windows 11 23H2)
- お使いのWindowsバージョンは、「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認できます
Q3. KB5074109やKB5073455は今すぐアンインストールすべきか
A. 基本的にはすべきではありません。セキュリティ修正が含まれているためです。ただし、業務に不可欠で、かつ回避策がどうしてもできない場合に限り、修正パッチが出るまでの短期間だけ削除することを検討してください。
Q4. AVDに接続できないのは自分の設定ミスなのか
A. いいえ、あなたのミスではありません。KB5074109に含まれる認証プログラムの不具合(リグレッション)によるもので、世界中で発生しています。詳しくはAVD/Windows 365接続障害の専門記事をご確認ください。
Q5. 企業PCで勝手に更新を戻しても問題ないのか
A. 問題になる可能性があります。企業のPCはIT部門が管理しており、勝手に更新を削除するとセキュリティポリシー違反になることがあります。まずは情シス担当者に「Web版を使ってよいか」を確認するのが安全です。
Q6. Microsoftはこの不具合を把握しているのか、修正は来るのか
A. はい、把握しています。Microsoftは両方の問題を認識しており、数日以内に修正プログラムを配布すると発表しています。
まとめ:2026年1月Windows Update不具合への現実的な対処法
2026年1月のWindows Updateでは、KB5074109(AVD接続障害)とKB5073455(シャットダウン不能)という2つの異なる不具合が同時に発生しました。
- シャットダウンできない時:コマンド shutdown /s /t 0 で対応。Microsoftの案内でも回避策として提示されている手順です。
このコマンドは電源ボタン長押しより安全ですが、未保存の作業は失われる可能性があるため、保存してから実行してください。
- AVDにつながらない時:Webクライアント(https://windows.cloud.microsoft/)で代用。今回の不具合の影響を受けにくく、回避できるケースが多い方法です。
詳しい対処法はAVD/Windows 365接続障害の専門記事をご確認ください。
- 管理者の対応:アンインストールではなく、KIRの適用または修正パッチの待機。セキュリティリスクを最小限に抑えながら不具合を回避できます。
更新プログラムの削除は、セキュリティ脆弱性を無防備にするため、最終手段としてのみ検討してください。
パニックにならず、まずは「Web版での回避」や「コマンド終了」で数日を乗り切ることをお勧めします。修正パッチがリリースされたら速やかに適用しましょう。
最新の状況は、Microsoft公式サイト(Release Health)で随時確認してください。
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2026年1月は「接続できない(AVD/Windows 365)」と「シャットダウンできない(再起動ループ)」が
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- AVD/Windows 365に突然つながらず、業務が止まりそう(Windows App/SSO/Entra ID)
- 認証エラー(例:0x80080005)が繰り返し発生し、切り分けができない
- シャットダウンしても再起動してしまう/夜間停止ができず困っている(23H2/KB5073455系)
- 企業端末で更新の停止・アンインストール判断ができない(セキュリティ要件・運用ルール)
- Intune / GPO 管理下で、KIR適用・更新制御・周知が必要
まずは「影響の切り分け」からでもOKです
どの更新(KB)・どのOS(23H2/24H2/25H2)・どの経路(アプリ/Web/コマンド)が影響しているかを整理し、
リスクを抑えた復旧方針をご案内します。
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