Windows 11 23H2サポート終了済み|今からでも間に合う24H2への緊急移行ガイド
- 公開日:2025/12/13
- 最終更新日:
- パソコン日記
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Windows 11 23H2サポート終了済み|今からでも間に合う24H2への緊急移行ガイド
「Windows 11のサポートが切れたって通知が出た…」「23H2の期限が過ぎてしまったけど、どうしたらいい?」
大丈夫です。今からでも間に合います。この記事では、Windows 11 23H2(Home/Pro)のサポート終了後(2025年11月11日終了済み)に、今すぐ取るべき対策、24H2への安全な移行方法、そして更新トラブルの解決策まで、わかりやすく解説します。
⚠️ 緊急:すでにサポート終了しています
Windows 11 23H2(Home/Proエディション)は、2025年11月11日にサポートが終了しました。セキュリティ更新プログラムは現在配信されておらず、ウイルスやサイバー攻撃のリスクが急速に高まっています。今すぐ24H2への更新が必要です。
(注:Enterprise/Educationエディションは2026年11月10日まで継続)
この記事を読めば、データを守りながら安全に24H2へ移行する方法、更新がうまくいかない場合の対処法、そして今後のセキュリティ対策がすべてわかります。(専門知識は不要です!)
遅れてしまっても焦らず、この記事の手順に従って、確実に対応していきましょう。
Windows 11 23H2サポート終了後の状況
Windows 11 23H2は、2023年後半にリリースされたWindows 11のバージョンで、Home/Proエディションは2025年11月11日にサポート期間が終了しました。
エディション別のサポート状況
Home/Proエディション
サポート状況:終了済み(2025年11月11日)
緊急度:最高レベル(即時対応必要)
Enterprise/Educationエディション
サポート終了:2026年11月10日
対応:計画的な移行を推奨
この記事では、主にHome/Proエディションをお使いの方を対象に、緊急対応を解説します。
サポート終了後、現在起きていること
サポート終了後の現在、以下の状況が発生しています:
- セキュリティ更新プログラムの配信停止:新たに発見された脆弱性に対する修正パッチが配信されていません。
- 機能更新プログラムも停止:新機能の追加や既存機能の改善も行われていません。
- 強制アップデートの対象化:Microsoftは、サポート終了後のバージョンに対して24H2への強制的な自動更新を実施する可能性が高まっています。
⚠️ 警告:脆弱性は毎日蓄積されています
サポート終了から時間が経つほど、未修正の脆弱性は増え続けます。「昨日まで大丈夫だった」としても、今日新たな脅威にさらされている可能性があります。1日でも早く24H2へ更新してください。
23H2と24H2の違い
24H2は、23H2の後継バージョンとして2024年後半にリリースされました。現在はサポート期間内(Home/Proは2026年10月13日まで)であり、正規ライセンスのWindows 11から追加料金なしでアップデートできます。
Windows 11 23H2
サポート:終了済み(危険)
セキュリティ:脆弱性未修正
Windows 11 24H2
サポート:2026年10月13日まで
セキュリティ:定期的な更新配信中
今すぐ対応しないと起こるリスク
サポート終了後の現在、以下のリスクが現実のものとなっています。
1. セキュリティリスクの現実化
サポート終了後の現在、新たな脆弱性が発見されても修正されていません。攻撃者はこの脆弱性を積極的に狙っています。
- マルウェア感染の急増:ランサムウェアやウイルスの標的になりやすい状態です。
- 情報漏えいの危険:個人情報やクレジットカード情報が盗まれるリスクが非常に高まっています。
- 不正アクセス:パソコンが乗っ取られ、犯罪の踏み台として利用される可能性があります。
💡 サポート切れPCは「鍵のかかっていない家」
サポート切れのPCは、玄関に鍵をかけずに外出している家のようなものです。「今まで泥棒に入られたことがないから大丈夫」と思っても、鍵がないことを知られれば、いつでも侵入される危険があります。セキュリティ更新(鍵)がない状態でインターネットに接続することは、非常に危険です。
2. 強制更新が始まる可能性
Microsoftは、サポート終了後のバージョンに対して24H2への強制的な自動更新を実施する可能性が高い状態です。自分で計画的に更新しないと、以下のような問題が起こる可能性があります:
- 作業中のデータ損失:予告なく更新が始まり、保存していない作業が失われる。
- 準備不足での更新:バックアップを取らずに更新が始まり、トラブル時に復旧できない。
- 互換性の問題:使用中のソフトウェアが24H2で動作しなくなることに、更新後に気づく。
3. 法人の場合:コンプライアンス違反が現実化
企業でサポート終了後のOSを使い続けている現状は、以下の問題を引き起こします:
- セキュリティポリシー違反:すでに社内規定に違反している状態の可能性があります。
- 監査での不適合:情報セキュリティ監査で指摘される深刻なリスクです。
- 取引への影響:セキュリティ対策の不備により、取引先からの信用を失う可能性があります。
【最優先】更新前に必ずやるべきこと
24H2への更新を始める前に、必ずデータのバックアップを取ってください。これが最も重要な準備です。
データバックアップの重要性
更新作業中に以下のトラブルが起こる可能性があります:
- 更新中の電源トラブルによるシステム破損
- 互換性の問題によるシステム起動不良
- データの一部消失
バックアップがあれば、万が一の際も復旧できます。更新前のバックアップは必須です。
更新前の必須準備チェックリスト
- 【最重要】重要なデータをバックアップする(外付けHDD、USBメモリ、クラウドストレージのいずれか)
- 使用中のソフトウェアが24H2に対応しているか確認する(メーカーサイトで確認)
- パソコンを電源に接続し、バッテリー切れを防ぐ
- インターネット接続が安定していることを確認する(有線LAN推奨)
- ディスクの空き容量を確認する(20GB以上の空きが必要)
- 最低2時間の作業時間を確保する
バックアップの具体的な手順
または、「ドキュメント」「ピクチャ」「デスクトップ」などのフォルダを、手動で外付けドライブにコピーする方法でも構いません。
【緊急対応】24H2へ今すぐ更新する方法
バックアップが完了したら、今すぐ24H2への更新を開始してください。以下の手順で安全に更新できます。
標準的な更新手順
更新が表示されない場合の対処法
Windows Updateで24H2への更新が表示されない場合は、以下の方法を試してください:
方法1: Windows Update トラブルシューティングの実行
- 「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」を開く
- 「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリック
- 指示に従って問題を修復後、再度「更新プログラムのチェック」を実行
方法2: Windows 11 インストールアシスタントを使用
- Microsoft公式サイトから「Windows 11 インストールアシスタント」をダウンロード
- ダウンロードしたファイルを実行
- 画面の指示に従って24H2へ更新
注:インストールアシスタントは、Windows Updateで更新できない場合の代替手段として有効です。
更新トラブルの解決策(詳細)
更新中または更新後にトラブルが発生した場合の対処法を詳しく解説します。
トラブル1: 更新が途中で止まる・進まない
症状:更新のダウンロードやインストールが何時間も進まない。
対処法:
- 最低2時間は待つ:特にインストール段階では、進行状況が表示されなくても内部で処理が進んでいる場合があります。
- 3時間以上変化がない場合:電源ボタン長押しで強制終了し、再起動後に再度更新を試みる。
- 繰り返し失敗する場合:ディスククリーンアップで空き容量を増やしてから再試行。
トラブル2: エラーコードが表示される
症状:「0x〜」などのエラーコードが表示され、更新が中断される。
対処法:
- エラーコードをメモする
- Microsoft公式サポートサイトで該当エラーコードを検索
- 指示された対処法(ドライバー更新、システムファイル修復など)を実行
トラブル3: 更新後にソフトが動かない
症状:24H2への更新後、特定のソフトウェアが起動しない、または正常に動作しない。
対処法:
トラブル4: 更新後、動作が重い
症状:24H2への更新後、パソコンの動作が遅くなった。
対処法:
- 更新直後は一時的に重くなることがあります:バックグラウンドで最適化処理が動いているため、1〜2日は様子を見てください。
- ディスククリーンアップを実行:「設定」→「システム」→「記憶域」→「一時ファイル」を削除。
- スタートアップアプリを見直す:「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」で不要なアプリをオフに。
- ドライバーを最新に更新:特にグラフィックドライバーの更新が効果的です。
トラブル5: どうしても解決しない場合
上記の対処法を試してもトラブルが解決しない場合:
- 10日以内の場合:「設定」→「システム」→「回復」→「復元」で23H2に戻すことができます。ただし、23H2はすでにサポート終了しているため、根本的な解決にはなりません。トラブルの原因を特定し、再度24H2への更新を試みる必要があります。
- 専門家に相談:パソコンメーカーのサポート、またはパソコン修理店に相談してください。
⚠️ 重要:23H2へのロールバックは一時的な措置
23H2はすでにサポート終了しています。ロールバックは問題の特定と再更新のための一時的な措置であり、23H2のまま使い続けることは非常に危険です。必ず24H2への移行を完了させてください。
24H2の新機能:CopilotとRecall機能について
24H2には、AI関連の新機能が搭載されています。多くの方には関係ありませんが、念のため確認しておきましょう。
Copilot関連機能(すべてのPC)
24H2では、Windows Copilot RuntimeやCopilot Suggestionsが導入され、以下のような機能が提供されています:
- 設定アプリでのトラブルシューティング提案
- 通知・エクスプローラー上でのアクション提案
- Photosアプリでの画像編集提案
これらの設定を確認・調整したい場合:
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「アクティビティの履歴」を開く
- 「このデバイスにアクティビティ履歴を保存する」の設定を確認
- 必要に応じてオフに変更
Recall機能(Copilot+ PCのみ・多くの方は無関係)
Recall機能は、Copilot+ PCという特定の高性能PC向けのオプション機能です。一般的なPCには搭載されていません。
Copilot+ PCをお使いの場合、Recallは以下の特徴があります:
- 画面のスクリーンショットを定期的に記録し、後から検索できる
- 有効化にはユーザーの明示的な操作とWindows Hello登録が必要
- 企業の管理デバイスでは既定で無効化される構成が推奨されている
確認方法:「設定」→「プライバシーとセキュリティ」に「Recall」という項目があれば対応PC、なければ非対応です。
注:ほとんどの方は非対応のため、この機能について心配する必要はありません。
【企業向け】すでにサポート切れの場合の緊急対応
企業で23H2(Home/Pro)をまだ使用している場合、以下の緊急対応が必要です。
即時対応が必要な理由
- コンプライアンス違反の状態:多くの企業のセキュリティポリシーでは、サポート終了後のOSの使用が禁止されています。
- 監査リスク:情報セキュリティ監査で不適合と判定される深刻な状態です。
- インシデント発生時の責任:サポート切れOS使用中に情報漏えいが発生した場合、管理責任が問われます。
企業の緊急対応チェックリスト
- 【最優先】現状把握:23H2が稼働している端末台数と部署を把握
- 経営層への報告:サポート終了済みである事実とリスクを報告
- 緊急更新計画の策定:1週間以内に全端末の更新を完了する計画を立案
- 業務アプリの互換性確認:24H2での動作を緊急検証(並行作業)
- 段階的展開:パイロット端末→重要度の低い部署→全社の順で更新
- ユーザーへの緊急通知:更新スケジュールと注意事項を周知
- サポート体制の構築:更新トラブル対応のためのヘルプデスク体制を整備
WSUS/Intuneでの緊急展開
WSUS(Windows Server Update Services)の場合:
- 24H2への更新を承認し、配信を開始
- 重要度に応じてグループ別に段階展開
- 更新状況を毎日モニタリング
Microsoft Intuneの場合:
- 機能更新プログラムのポリシーで24H2を配信対象に設定
- 更新リングを使って段階的に展開
- リモートワーク端末も含めて一元管理
Enterprise/Educationエディションの場合
Enterprise/Educationエディションは2026年11月10日までサポートが継続しますが、計画的な移行を推奨します:
- 2025年度内(2026年3月まで)に24H2への移行を完了する計画を立てる
- Home/Proの緊急対応を教訓に、余裕を持った展開スケジュールを組む
- 業務アプリケーションの互換性テストを十分に実施
よくある質問(FAQ)
サポート終了後も23H2を使い続けるとどうなりますか?
技術的には起動・動作しますが、セキュリティリスクが極めて高い状態です。新たな脆弱性が発見されても修正されないため、マルウェア感染や情報漏えいのリスクが日々増大しています。今すぐ24H2への更新が必要です。
24H2への更新は無料ですか?
はい、無料です。Windows 11を正規にライセンスしている場合、追加料金なしで24H2へアップデートできます。
更新にはどれくらい時間がかかりますか?
一般的に1〜2時間程度かかります。パソコンのスペックやインターネット速度によって異なります。時間に余裕のあるときに実行してください。
更新に失敗したら元に戻せますか?
更新後10日以内であれば、23H2にロールバック(元に戻す)できます。ただし、23H2はすでにサポート終了しているため、根本的な解決にはなりません。トラブルの原因を特定し、必ず24H2への更新を完了させる必要があります。
Recall機能は自動的に有効になりますか?
いいえ。RecallはCopilot+ PC向けのオプション機能であり、一般的なPCには搭載されていません。Copilot+ PCをお使いの場合も、有効化にはユーザーの明示的な操作とWindows Hello登録が必要です。
Windows 10を使っていますが、どうすればいいですか?
Windows 10 22H2も2025年10月14日にサポートが終了しました。Windows 10も現在サポート切れの状態です。以下のいずれかの対応が必要です:
- Windows 11へアップグレード:パソコンがWindows 11のシステム要件を満たしている場合、無料でアップグレードできます。
- 新しいPCへ買い替え:システム要件を満たさない場合、Windows 11搭載の新しいPCへの買い替えが必要です。
Windows 10もセキュリティリスクが高い状態のため、早急な対応が必要です。
まとめ:今すぐ24H2への更新を完了させましょう
この記事では、Windows 11 23H2(Home/Pro)のサポート終了後(2025年11月11日終了済み)の緊急対応について解説しました:
- 現在の状況:23H2はすでにサポート終了しており、セキュリティ更新が配信されていません。
マルウェア感染や情報漏えいのリスクが日々増大しており、今すぐの対応が必要です。Enterprise/Educationエディションは2026年11月10日まで継続しますが、計画的な移行を推奨します。
- 最優先事項:データバックアップ:更新前に必ず重要なデータをバックアップしてください。
外付けHDD、USBメモリ、クラウドストレージのいずれかに、ドキュメント・写真・重要ファイルを保存してください。
- 24H2への緊急更新:Windows Updateから今すぐ更新を開始してください。
更新が表示されない場合は、トラブルシューティングツールの実行、またはインストールアシスタントの利用を試してください。更新トラブルが発生した場合は、本記事の対処法を参照してください。
- 企業の緊急対応:サポート切れの状態は、コンプライアンス違反にあたります。
経営層への報告、1週間以内の更新完了計画の策定、WSUS/Intuneを使った段階的展開を直ちに実施してください。
遅れてしまっても、今から対応すれば間に合います。この記事の手順に従って、確実に24H2への更新を完了させ、安全なパソコン環境を取り戻しましょう。
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