パソコン設定でゲームFPSを劇的改善

パソコン設定でゲームFPSを劇的改善

PCゲームのフレームレート向上とカクつき解消の完全ガイド

144+

理想的なFPS値

60

快適な最低FPS

30

カクつき発生FPS

1ms

目標入力遅延

PCゲームでこんな問題を抱えていませんか?

  • ゲーム中にフレームレート(FPS)が低下してカクつく
  • オンライン対戦で遅延(ラグ)により不利になる
  • 高画質設定にするとゲームが重くなる
  • CPUやGPUの使用率が100%になって熱くなる
  • ゲーム起動時にフリーズやクラッシュが発生する
  • 他のアプリケーションが同時実行できない

パソコン設定を適切に行うことで、PCゲームのFPS(フレームレート)を大幅に向上させることができます。この記事では、ゲーミングPCの性能を最大限に引き出すための設定方法を、初心者から上級者まで理解できるよう詳しく解説します。

適切なパソコン設定により、同じハードウェアでも20〜30%以上のFPS向上が期待できるケースも多く、快適なゲーミング環境を実現できます。

FPSとは?ゲーミングに与える影響を理解する

FPS(Frames Per Second)とは、1秒間に表示される画面の枚数を表す数値です。パソコン設定でゲームのFPSを向上させることで、以下のような恩恵を受けることができます。

FPS値体感品質ゲームジャンル適性競技性
30FPS以下カクつきが目立つRPG・シミュレーション競技には不向き
60FPS滑らかな動作ほぼ全ジャンル対応一般的なゲーミング
120FPS非常に滑らかアクション・レーシングセミプロレベル
144FPS以上極めて滑らかFPS・格闘ゲームプロゲーマー推奨

💡 FPS向上がゲームに与える具体的な効果

  • 入力遅延の短縮: マウスやキーボードの操作が即座に画面に反映
  • エイム精度の向上: 滑らかな画面により正確な照準が可能
  • 動体視力の向上: 高速移動する敵やオブジェクトを認識しやすい
  • 没入感の向上: カクつきがないことで集中力を維持

【基礎編】Windows パソコン設定でFPS向上

まずはパソコン設定の基本的な部分から、ゲームFPSを向上させる方法を解説します。これらの設定は無料で実行でき、即座に効果を実感できる場合が多いです。

  1. ゲームモードの有効化

    Windows 10/11のゲームモードを有効にすることで、システムリソースをゲームに優先的に割り当てます。

    設定 → ゲーム → ゲームモード → 「ゲームモード」をオン Windows + G → 設定アイコン → ゲームモードを確認

    効果: CPU・メモリの優先度向上、バックグラウンド処理の最適化

  2. ハードウェアアクセラレーション GPU スケジューリング

    この機能は環境依存です。オン/オフをベンチで比較して決定してください。

    設定 → システム → ディスプレイ → グラフィックの設定 → 「ハードウェアアクセラレーション GPU スケジューリング」をオン(※再起動要)

    効果: 入力遅延の短縮・フレーム時間の安定が見込める場合あり

  3. 電源プランの最適化

    パフォーマンス重視の電源プランに変更することで、CPU/GPUの性能を引き出します。

    コントロールパネル → 電源オプション → 「高パフォーマンス」 または 設定 → システム → 電源とスリープ → 電源モード → 「最高のパフォーマンス」
  4. 視覚効果の最小化

    Windowsの視覚効果を抑え、リソースをゲームに集中。

    システムのプロパティ → 詳細設定 → パフォーマンス → 設定 → 「パフォーマンスを優先する」または「カスタム」

【グラフィック設定編】GPU パフォーマンスの最適化

グラフィックカードのパソコン設定を最適化すると、大幅なFPS向上が期待できます。NVIDIA / AMD の要点を更新反映済みです。

NVIDIA GeForce 設定(要点)

  • 電源管理モード:「パフォーマンス最大化を優先」
  • 低遅延: ゲームがNVIDIA Reflex対応ならゲーム内でON/ON+Boost。非対応のみNVCPの「低遅延モード:オン/ウルトラ」
  • 垂直同期(VRR前提): NVCPオン/ゲーム内オフ
  • フレーム上限: モニターのリフレッシュレート−2〜3FPS(例:144Hz → 141〜142FPS)
  • AA/AF:「アプリケーション制御」
  • テクスチャフィルタリング:「パフォーマンス」

AMD Radeon 設定(要点)

  • Anti-Lag: 有効(タイトルにより挙動差があるため要ベンチ)
  • FreeSync: 対応モニターなら有効
  • 垂直同期(VRR前提): ドライバ側オン/ゲーム内オフ
  • フレーム上限: リフレッシュレート−2〜3FPS
  • AA/AF:「アプリ設定を使用」

🏆 プロゲーマー推奨(競技寄りプリセット)

  • 画質: 影・反射・パーティクルは最低/無効
  • 解像度: 1080p以下でFPS優先(必要に応じてDLSS/FSRの品質/バランス)
  • 表示モード: フルスクリーン(排他)
  • VRR+上限: G-Sync/FreeSync有効+上限=リフレッシュ−2〜3FPS

【システム最適化編】バックグラウンド処理の削減

パソコン設定でバックグラウンド動作を最小化し、リソースをゲームへ集中。

  1. スタートアップアプリの整理

    Ctrl + Shift + Esc → タスクマネージャー → スタートアップ → 不要アプリを選択 → 「無効にする」 (例)常駐ランチャー/アップデーター類 等
  2. Windows Updateの一時停止(短期)

    設定 → 更新とセキュリティ → Windows Update → 「更新を一時停止」(ゲーム大会・収録時のみ)

    ⚠️ 注意: セキュリティのため定期的な更新は必須。

  3. 不要サービスの最小化(上級者向け)

    Windows + R → services.msc → Enter ・Windows Search / SysMain は恒久停止は推奨せず、短時間だけ最小化運用

    ⚠️ 重要: 誤設定は不安定化の原因。復帰手順を用意して実施。

  4. リアルタイム保護の調整

    ⚠️ セキュリティ: ウイルス対策を無効化せず、ゲームフォルダを除外に入れるか「ゲームモード」を使用。

【ハードウェア編】FPS向上のための優先度

ソフト最適化に限界を感じたら、費用対効果の高い順で検討。

ハード優先度(目安)

1. グラフィックカード (GPU)

影響度:最大/最新世代を優先。競技志向なら中位〜上位帯。

2. プロセッサ (CPU)

影響度:大/対戦FPSはCPU依存度が高い。6C12T以上が無難。

3. メモリ (RAM)

影響度:中/16GB以上。帯域(クロック/タイミング)も効く。

4. ストレージ (SSD)

影響度:中/NVMeでロード短縮・スタッター軽減。

💰 予算別アップグレード戦略

  • 約3万円: メモリ16GB化 + SATA→NVMe化
  • 約8万円: ミドルGPUへ更新
  • 約15万円: CPU + M/B + RAM刷新
  • 約30万円〜: 全体刷新(筐体/冷却含む)

【ゲーム別設定編】人気タイトルの最適化の勘どころ

人気タイトル別のコツ

FPS/バトルロイヤル系

  • 解像度: 1920×1080(必要ならDLSS/FSR併用)
  • 視野角(FOV): 競技は高め
  • 影品質: 低〜無効
  • アンチエイリアシング: アプリ制御(軽量系優先)
  • エフェクト: 低(視認性優先)
  • 垂直同期: VRR運用のルールに従う

レーシング/スポーツ系

  • フレーム上限: 144FPS相当(環境に応じて)
  • モーションブラー: 無効
  • 被写界深度: 無効
  • パーティクル:
  • テクスチャ: 高(VRAM次第)
  • リフレクション: 低〜無効

RPG/アドベンチャー系

  • 目標FPS: 60〜75(安定重視)
  • 画質: 中〜高のバランス
  • 影: 中程度
  • テクスチャストリーミング: 有効
  • ロード最適化: SSD活用

【モニタリング編】FPSとパフォーマンスの監視

  1. Steam FPSカウンター

    Steam → 設定 → ゲーム中 → 「ゲーム中のフレームレートの表示」
  2. MSI Afterburner + RivaTuner

    FPS/GPU/CPU使用率・温度/フレーム時間/1%Low・0.1%LowをOSD表示。

  3. ベンチマークでABテスト

    • 3DMarkUnigine・各ゲーム内ベンチで設定前後を比較

【トラブルシューティング】FPS低下・カクつきの原因と対処

温度関連

症状: プレイ後に徐々にFPS低下

対処: 清掃/グリス塗り直し/ケースファン追加/室温管理

電源関連

症状: 高負荷で不安定

対処: PSU容量・品質確認/配線確認/UPSで電圧安定

メモリ関連

症状: 突然のフリーズ・クラッシュ

対処: 使用量監視/メモリ診断/仮想メモリ調整/増設

ドライバー関連

症状: 特定タイトルだけ調子が悪い

対処: 最新化/クリーンインストール/ロールバックで比較

ゲーミングPCの性能を最大限に引き出そう

適切なパソコン設定で、FPS向上・入力遅延短縮・安定動作を実現。

設定に不安がある場合は、ゲーミングPC専門のサポートにご相談ください。

まとめ:パソコン設定でFPSを伸ばす重要ポイント

最重要チェック

  • VRR+フレーム上限: リフレッシュ−2〜3FPS
  • Reflex/Anti-Lag: 対応ゲームではゲーム内機能を優先
  • V-Sync: VRR時はドライバON/ゲーム内OFF
  • HAGS: 環境依存。ベンチで判断
  • バックグラウンド: 常駐最小化(恒久停止は避ける)

🏆 プロからの最終アドバイス

  • 段階的変更: 一度に多項目を変えずABテスト
  • 定期メンテ: 月1のドライバー更新と清掃
  • 指標: 平均FPSだけでなく 1% Low/0.1% Low を重視
  • ハード投資: 温度・電力・騒音の三位一体で安定を取る

🔍 関連ガイド: 「Windows 11 ゲーミング最適化」「グラフィックドライバー完全設定」も併読推奨。


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