⚠️ 持込修理の「隠れたコスト」

• 移動コスト:店舗までの往復の交通費(電車代、ガソリン代、駐車料金など)
• 時間コスト:パソコンを運び出す手間、店舗までの移動時間、待ち時間
• 労力コスト:重たいデスクトップPCを運搬する体力的負担
• 破損リスク:運搬中の物理的破損や、さらなる故障を引き起こす可能性

💡 前提料金要素(税込)

• PCホスピタル:基本料金(診断費含む)8,800円、出張料金5,500円
• パソコンドック24:詳細診断料2,200円、出張料金3,300円〜
• PCバル:診断料無料(分解を伴う追加検査費3,300円〜)、出張料金(中区・東区・中川区)3,300円、遠距離7,700円〜

📊 結論

純粋な費用(業者への支払い額)のみで比較すると、持込修理は出張費(PCホスピタルの場合 5,500円)の分だけ確実に安くなります。

しかし、富士通の出張サービス(PC家庭教師)の例では、診断料だけでも持込診断7,300円に対し、訪問診断は13,300円と6,000円の差があり、データ移行を含むセットアップでは30,600円〜31,100円もの差が出るケースもあります。このように業者や作業内容、料金体系によって差額は大きく変動します。

また、持込修理で往復の交通費が500円、往復の時間が2時間かかると仮定した場合、時間単価を考慮すると出張修理の利便性が上回る可能性が高いです。

✅ ① 出張費不要

最も大きなメリットは、出張費や宅配送料といった追加料金が発生しないため、総額の修理費用を最も安価に抑えられることです。特にPCホスピタルの場合、持込修理は出張修理に比べて5,500円安くなります。

✅ ② 専門設備での作業(診断機器等)

店舗では、診断機器などの専門設備を用いた詳細な検査が可能であり、修理内容によっては、出張サポートよりも迅速に、確実な診断を受けられる場合があります。

✅ ③ 複数スタッフで対応可能

店舗に常駐している複数のスタッフや技術者によって、複雑なトラブルに対しても集中的な対応が可能です。パソコンドック24では、全店舗にパソコン整備士の資格保有者が常駐しています。

⚠️ ① 持ち運びの手間(ノートPCでも重い、デスクトップは困難)

故障したパソコンを店舗まで運ぶ手間と労力が発生します。特に、デスクトップPCや一体型PC、大型モニターは運搬が困難であり、運搬中にさらなる破損を招くリスクもあります。

⚠️ ② 交通費・時間コスト

店舗までの往復の交通費や、移動にかかる時間(待ち時間含む)が依頼者の負担となります。駐車場がない店舗(例:ドスパラ名古屋大須店)の場合は、有料コインパーキングの利用料も発生します。

⚠️ ③ 営業時間の制約

店舗での修理受付や引き取りは、業者の営業時間内に限定されます。PCホスピタルの名古屋店の場合、持ち込み受付は9:00〜18:00(年末年始を除く)と定められています。

⚠️ ④ 預かり期間(データ流出リスク)

部品取り寄せや重度な故障の場合、パソコンを数日〜数週間預ける必要が出てきます。この預かり期間中、物理的なデータ流出のリスクはゼロではありません。ただし、専門業者はデータを保護して修理することを重視しています。

⚠️ ⑤ 自宅環境での動作確認不可

修理完了後、自宅のインターネット接続やプリンターなどの周辺機器との連携をその場で確認することができません。インターネットやプリンターの接続トラブルが原因だった場合、自宅に戻ってから再度不具合が発生するリスクがあります。

📊 修理方法判断フローチャート

Q1: 見積もりのみでキャンセルした場合、費用はかかりますか?

A: 業者によって規定が大きく異なります。PCホスピタル:見積もりを提示され、内容に了承できない場合でも、基本料金(8,800円)と出張料金(5,500円)は発生します。ただし、訪問前日の夜21時までのキャンセルは無料です。パソコンドック24:詳細診断(2,200円)や水没診断(5,500円)を実施した場合、修理をキャンセルしてもこれらの診断料金は発生します。ドスパラ:Webからの宅配引取の場合、キャンセルしても診察料は0円です。富士通PC家庭教師(持込サービス):診断結果から改善作業(料金)に同意できない場合は、持ち込み診断料金(7,300円)のみの支払いとなります。

Q2: 出張修理の場合、どれくらい時間がかかりますか?

A: トラブルの内容によりますが、一般的なソフトウェアトラブル(ウイルス駆除、動作遅延解消、インターネット設定など)であれば、訪問後1〜2時間程度で解決するケースが多いです。ハードウェアの交換が必要な場合は2〜3時間程度が目安です。PCホスピタルは原則その場でトラブル解決を目指しています。

Q3: 出張修理を依頼する際、追加料金のトラブルを避けるにはどうすればいいですか?

A: 悪質な業者は格安の固定料金を謳いながら、後から高額な追加料金を請求する「追加料金詐欺」を行うことがあります。これを避けるためには、以下の点を確認しましょう。

• 事前見積もりの徹底:必ず作業前に総額の見積もりを提示してもらい、了承を得てから作業に着手する業者を選びます。
• 追加費用の事前承諾:作業中に当初の見積もりと異なる故障が見つかった場合、勝手に進めることなく事前に連絡・承諾を求める業者を選びます。
• 料金内訳の明確さ:見積書に診断料、作業費、部品代、出張費が明確に分離して記載されているか確認します。

🚗 出張・持込を決めたら業者選びへ

📌 重要ポイントまとめ

• 金額のみの比較:出張費が不要な持込修理が有利。PCホスピタルの場合5,500円の差額
• 隠れたコスト:交通費、移動時間、運搬の労力、破損リスクを考慮する
• 出張推奨:デスクトップPC、車なし、高齢者、データ保護重視、名古屋市郊外在住
• 持込推奨:ノートPC、車あり、費用最優先、日中外出が多い、名古屋市中心部在住
• 名古屋全域対応業者:PCホスピタル(出張費5,500円一律)、PCバル(3,300円〜7,700円)、Newt(4,400円〜)
• 持込可能店舗:中区・東区に集中(パソコンドック24、PCバル、ドスパラ、パソコン工房)
• 判断フローチャート:デスクトップPC・車なし・データ保護重視なら出張、ノートPC・車あり・費用優先なら持込

この記事が、名古屋市にお住まいの皆様のパソコン修理方法選びに役立つことを願っています。あなたの状況に最適な方法を選び、安心して修理を依頼しましょう!