本記事は2026年6月時点の情報です。最終更新:2026年6月8日
パソコン設定:Windows 11への移行が必要な理由|メリット・デメリットと確認事項【2026年版】
Windows 10を使っている場合、基本的にはWindows 11への移行を早めに検討する段階です。Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了しており、通常のWindows Update経由で提供される無料のセキュリティ更新プログラムやテクニカルサポートは終了しています。
ただし、すべてのパソコンを今すぐ無条件でアップデートすればよいわけではありません。Windows 11にはシステム要件があり、古いPCではアップデートできない場合があります。また、業務用ソフト、プリンター、スキャナーなどの周辺機器を使っている場合は、互換性の確認も必要です。
💡 本記事のポイント
- Windows 10は2025年10月14日にサポートを終了しました。通常の無料セキュリティ更新は終了しているため、対応PCではWindows 11への移行を優先して検討しましょう。
- すぐ移行できない場合はESUも選択肢です。MicrosoftはWindows 10の拡張セキュリティ更新プログラムを2026年10月13日まで提供する案内をしていますが、自動で全員に適用されるものではありません。
- アップデート前に、必ずPC正常性チェックでシステム要件を確認しましょう。
- 予期せぬトラブルに備え、設定前にバックアップを推奨します。
この記事では、Windows 11へのアップデートで得られるメリットとデメリット、アップデート前に確認すべき準備、トラブル時の戻し方までを整理します。パソコン設定を安全に進めるための判断材料としてご活用ください。
なぜ今、Windows 11への移行を検討すべきなのか
Windows 11への移行を検討すべき最大の理由は、Windows 10の通常サポートがすでに終了していることです。Microsoftの案内では、Windows 10は2025年10月14日にサポート終了となり、この日以降は通常の無料ソフトウェア更新、テクニカルサポート、セキュリティ修正プログラムが提供されなくなっています。
- セキュリティリスクの低減:サポートが終了したOSを使い続けると、新しい脆弱性に対する修正を受けにくくなります。インターネット接続、メール、ネットバンキング、仕事用データを扱うPCでは特に注意が必要です。
- 今後のソフト・周辺機器対応:新しいアプリや周辺機器は、今後Windows 11を前提に対応が進む可能性があります。長く使うPCほど、早めに移行準備をしておくと安心です。
- 生産性機能の活用:スナップレイアウトなど、複数ウィンドウを整理しやすい機能が追加されています。資料作成、ブラウザ作業、オンライン会議などを同時に行う人には便利です。
- 対応しないPCの買い替え判断:Windows 11に対応していないPCは、無理に使い続けるより、ESUの利用や買い替えを含めて計画的に判断する必要があります。
Windows 10のサポート終了に関する詳細は、MicrosoftのWindows 10サポート終了情報で確認できます。すぐにWindows 11へ移行できない場合は、Windows 10拡張セキュリティ更新プログラムの対象や条件も確認しておきましょう。また、セキュリティ対策の基本については、PCセキュリティ対策で絶対やっておきたいことも参考にしてください。
Windows 11へのアップデートで得られるもの
Windows 11は、見た目の変更だけでなく、セキュリティ要件や作業効率の面でもWindows 10から変わっています。特に、対応PCを今後も数年使う予定がある場合は、早めに慣れておく価値があります。
メリット:Windows 11で得られる新しい体験
Windows 11のメリットは、画面デザインの刷新、セキュリティ要件の強化、マルチタスク機能の改善です。劇的に速くなると断定はできませんが、対応PCではより新しい環境で安全に使いやすくなります。
✅ 洗練されたUIと操作性
スタートメニューやタスクバーの表示が変わり、全体的にシンプルなデザインになっています。Windows 10と操作感が違うため最初は戸惑うこともありますが、慣れると整理された画面で作業しやすくなります。
🛡️ セキュリティ要件の強化
TPM 2.0やセキュアブートなど、ハードウェア側のセキュリティ要件が重視されています。古いPCでは要件を満たせない場合がある一方、対応PCではより安全性を意識した環境で使えます。
🚀 生産性向上機能
スナップレイアウトを使うと、複数のウィンドウを画面上に並べやすくなります。ブラウザ、メール、資料、チャットを同時に開く作業では便利です。
Windows 11の詳しいシステム要件については、MicrosoftのWindows 11仕様ページで確認できます。
デメリットと懸念点:アップデート前に知っておくべきこと
Windows 11へ移行する前に、次のデメリットや注意点も確認しておきましょう。特に古いPC、業務用PC、周辺機器が多い環境では、事前確認が重要です。
- ハードウェア要件の厳格化:Windows 11は、TPM 2.0やセキュアブート対応など、Windows 10よりも厳しい要件があります。主な要件は、対応する64ビットプロセッサ、1GHz以上・2コア以上、RAM 4GB以上、ストレージ64GB以上、TPM 2.0、DirectX 12以上対応グラフィックスなどです。
- 既存ソフトウェアや周辺機器の互換性問題:古い会計ソフト、業務用アプリ、プリンター、スキャナーなどは、Windows 11で正常に動作しない可能性があります。仕事で使うソフトは、メーカー公式サイトで対応状況を確認してから進めましょう。
- 新しいUIへの慣れ:スタートメニューや設定画面が変わっているため、Windows 10に慣れている方は、操作に慣れるまで時間がかかる場合があります。
- アップデート中のトラブル:更新中に電源が切れたり、空き容量が不足したりすると、起動不良などのトラブルにつながることがあります。作業前のバックアップと電源確保は必須です。
失敗しないための4つの必須準備ステップ
Windows 11への移行は、通知が出たからすぐ押すのではなく、互換性、データ、周辺機器、作業環境を確認してから進めるのが安全です。
1. 互換性チェックツールの利用
Microsoftが提供する「PC正常性チェックアプリ」を使い、お使いのPCがWindows 11のシステム要件を満たしているか確認します。要件を満たしていない場合は、無理にアップデートを進めず、ESUの利用や買い替えを検討しましょう。
PC正常性チェックアプリの使い方は、MicrosoftのPC正常性チェックアプリの案内で確認できます。要件を満たさない場合は、Windows 11システム要件チェックと古いPCの賢い買い替え方も参考にしてください。
2. データの完全バックアップ
写真、動画、文書、デスクトップ上のファイル、ブラウザのお気に入り、メールデータなど、大切なデータは必ずバックアップしておきましょう。外付けHDD、USBメモリ、クラウドストレージ、OneDriveなどを使い、アップデート前に復元できる状態を作っておくことが大切です。
設定前にバックアップを推奨します。特に仕事用PCや家族写真が入っているPCでは、バックアップなしでOSアップデートを進めるのは避けましょう。
3. ソフト・周辺機器の対応確認
普段使っているアプリ、プリンター、スキャナー、外付け機器がWindows 11に対応しているか確認します。古い周辺機器は、ドライバーが提供されていない場合があります。メーカー公式サイトでWindows 11対応ドライバーがあるか見ておきましょう。
4. ドライバーの更新と容量の確保
グラフィックドライバー、ネットワークドライバー、チップセットドライバーなど、主要なドライバーをできるだけ最新の状態にしておきます。また、Windows 11の要件として64GB以上のストレージが求められるため、空き容量にも余裕を持たせておきましょう。
Windows 11アップデートの注意点とトラブル対策
🚨 注意喚起:電源・動作環境の確保
アップデート中は、必ず安定した電源を確保してください。ノートパソコンはACアダプターを接続し、デスクトップパソコンは作業中に電源を切らないよう注意しましょう。アップデート中に電源が切れると、OSが破損してパソコンが起動しなくなる可能性があります。
アップデート後すぐに問題が出なくても、数日後にソフトや周辺機器の互換性問題に気づくことがあります。移行後は、普段使う機能を早めに一通り確認しておきましょう。
📝 アップデート後のトラブル対策
- ロールバック機能の確認:アップグレード後、限られた期間は以前のWindowsに戻せる場合があります。Microsoftの案内では、多くの場合10日以内が目安です。詳しくは以前のバージョンのWindowsに戻る方法を確認してください。
- ドライバーの再インストール:Wi-Fi、音声、画面表示、プリンターなどに不具合が出た場合は、メーカー公式サイトから最新版ドライバーを入れ直すことで改善することがあります。
- 重要な作業前に動作確認:仕事や学校の提出前にアップデートするのは避け、時間に余裕がある日に作業しましょう。
- 自分で解決できない場合は相談:ブルースクリーン、起動しない、データが見えないなどの症状がある場合は、無理に操作を続けずサポートに相談するのが安全です。
Windows 10をすぐ移行できない場合の選択肢
Windows 11に対応していないPCや、業務上すぐに移行できないPCでは、いきなり買い替えだけを考える必要はありません。ただし、何も対策せずに使い続けるのは避けましょう。
- ESUを確認する:Windows 10の拡張セキュリティ更新プログラムを利用できる場合があります。移行までの猶予期間として検討できます。
- 対応PCへの買い替えを検討する:古いPCで動作が重い、バッテリーが劣化している、ストレージ容量が少ない場合は、Windows 11対応PCへの買い替えが現実的です。
- インターネット利用を減らす:どうしてもWindows 10を使い続ける場合は、ネットバンキング、重要データの送受信、怪しいメールの添付ファイル開封などを避け、セキュリティリスクを下げましょう。
- データ移行を先に済ませる:買い替えやアップデートの前に、写真・書類・メール・ブラウザ設定などを整理しておくと、移行時のトラブルを減らせます。
よくある質問(FAQ)
Windows 10は2026年も使えますか?
パソコン自体は使えますが、通常の無料セキュリティ更新やテクニカルサポートは終了しています。インターネットに接続して使うPCでは、Windows 11への移行、ESUの確認、買い替えのいずれかを早めに検討しましょう。
Windows 11にアップデートできないPCはどうすればよいですか?
まずPC正常性チェックで、どの要件を満たしていないか確認しましょう。TPM 2.0、CPU、セキュアブートなどが原因の場合、設定変更で対応できるケースもありますが、古いPCでは買い替えが必要になる場合があります。
Windows 11にした後、Windows 10へ戻せますか?
アップグレード後の限られた期間であれば、以前のWindowsに戻せる場合があります。多くの場合は10日以内が目安です。ただし、アップグレード後に追加・削除したアプリや設定は戻らないことがあるため、事前のバックアップが大切です。
Windows 11への移行前に最低限やることは何ですか?
最低限、PC正常性チェック、重要データのバックアップ、普段使うソフトやプリンターの対応確認、空き容量と電源の確保を行いましょう。この4つを済ませてからアップデートすることで、トラブルを減らしやすくなります。
まとめ:Windows 11移行は互換性確認とバックアップが重要
Windows 10は2025年10月14日にサポートを終了しており、2026年時点ではWindows 11への移行を本格的に検討すべき段階です。ただし、Windows 11にはシステム要件があるため、すべてのPCでそのままアップデートできるわけではありません。
まずはPC正常性チェックで対応状況を確認し、重要データをバックアップしましょう。そのうえで、普段使うソフトや周辺機器がWindows 11に対応しているか確認してから移行を進めると安心です。
Windows 10サポート終了の詳細や移行判断については、Windows 10サポート終了(EOS)完全対策もあわせてご覧ください。
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