※本記事は1つの情報源としてご活用ください。重要な変更を加える場合は事前にバックアップを取り、複数の情報源も参考にしながら操作してください。
2026年3月、バッファローは一部のWi-Fiルーター・中継機・VPNルーター・アクセスポイントなどに複数の脆弱性があると公表しました。難しいCVEの説明よりも、まず知りたいのは「自分の機種は対象なのか」「更新すればよいのか」「更新できないならどうするのか」ではないでしょうか。
- 自分のバッファロー製ルーターや中継機が今回の対象かどうかを確認する方法
- ファームウェアの自動更新・手動更新・オンライン更新の見分け方と進め方
- 更新できないサポート終了機種を使っている場合の判断ポイント
こんな方におすすめの記事です
- 家庭でバッファロー製のWi-Fiルーターや中継機を使っている方
- 小規模オフィスでネットワーク管理を兼任している方
- Windows PCのWi-Fi設定やルーター管理画面にあまり慣れていない方
本記事では、バッファロールーター脆弱性の対策手順について、対象機種の調べ方からファーム更新、更新できない機種の判断、Windows側で見直したい設定までを順番にわかりやすく解説します。(専門知識は不要です!)
注:本記事は2026年4月12日時点で確認できるバッファロー公式公開情報をもとに整理しています。対象機種や対策ファームの内容が追加・更新される可能性があるため、最終確認は必ず公式ページで行ってください。
まず最初にやること|型番確認→対象判定→更新可否の順で進める
今回の案内で大切なのは、バッファローが2026年3月23日に複数脆弱性を公表し、対象商品を「対策ファームがある機種」と「サポート終了で更新できない機種」に分けて案内している点です。詳しい内容はバッファロー公式の脆弱性情報ページで確認できます。
脆弱性の種類は情報漏えい、OSコマンドインジェクション、コードインジェクション、認証回避、デバッグ機能の悪用、DoSなど複数あります。ただし、一般ユーザーが最初に見るべきなのは技術用語ではなく、自分の機種が対象かどうかと、更新で対処できるかどうかです。
迷ったらこの順で確認します
- ルーター本体や箱で型番を確認する
- 公式の脆弱性ページに型番が載っているか確認する
- 対象なら対策ファームの有無と現在のバージョンを確認する
- 更新可能なら更新し、更新不可なら使い続けるかを見直す
この順番で進めると、対象外の機種まで不必要に不安になることを避けやすくなります。逆に、対象なのに「たぶん自動更新されているはず」で放置すると、対処が遅れる可能性があります。
自分の機種が対象か確認する方法
最初に確認するのは製品の型番です。バッファローの案内では、脆弱性の対象かどうかは型番ベースで判断します。型番はルーター本体の背面・底面・側面、製品箱、取扱説明書などで確認できます。型番確認の考え方や、脆弱性情報の見方はバッファローのサポートFAQでも確認できます。
対象確認で見るポイント
- 型番が完全に一致しているか(似た型番と取り違えない)
- 脆弱性ページの対象商品Aまたは対象商品Bに載っているか
- 製品カテゴリーがWi-Fiルーターだけでなく、中継機・VPNルーター・アクセスポイントも含まれていないか
特に注意したいのは、今回の対象が家庭向けWi-Fiルーターだけではないことです。公式ページには、Wi-Fiルーターに加えてWi-Fi中継機、VPNルーター、アクセスポイント、FREESPOT機器なども含まれています。自宅用だから関係ない、法人向けだから関係ないと早合点せず、まずは型番で照合してください。
なお、上記のFAQでは、脆弱性ページ内に記載されていない製品は対象ではありませんと案内されています。つまり、不安だからといって対象外機種まで一律に危険と断定する必要はありません。
ファームウェアの有無を確認して安全側へそろえる方法
対象機種だった場合は、次に対策ファームウェアが配信されているかを確認します。方法はシンプルで、記事冒頭で紹介した公式の脆弱性ページに載っている「対策ファームウェア」のバージョンを確認し、その後で自分の機器の管理画面に表示される現在のバージョンと見比べます。
更新方法は、バッファロー公式では大きく4通りに整理されています。詳しい手順はWi-Fiルーター・Wi-Fi中継機を最新のファームウェアに更新する方法にまとまっています。
自動更新が使える機種
設定が「重要な更新のみ行う」または「常に最新版に更新する」になっていれば、自動で更新されている可能性があります。念のため現在のバージョン確認まで行うと安心です。
自分で更新する機種
オンラインバージョンアップ対応機種なら管理画面から更新しやすく、非対応機種はPCからの手動更新が基本です。機種ごとに画面名称が異なるため、公式手順を見ながら進めてください。
手動更新・オンライン更新を行う場合は、まず管理画面に入り、現在のバージョンを確認します。オンライン更新対応機種であれば、バッファロー公式のオンラインバージョンアップ手順に沿って進められます。オンライン更新に非対応なら、前述の更新FAQにある手動更新の流れを参照してください。
⚠️ 更新中の通信断に注意
バッファローの案内では、ファームウェア自動更新中に有線・無線とも10分間の通信断が発生する可能性があります。在宅勤務中やオンライン会議の直前など、回線停止が困る時間帯は避けて実施したほうが安全です。
また、管理画面の色や項目名は機種やファームウェアの世代によって異なります。見た目が違っても、焦らず公式手順にある近い画面を選んで進めてください。記事の途中で手順が合わないと感じたときは、無理に押し進めず、まず公式の更新ページに戻るのが安全です。
更新できない機種をどう判断するか|サポート終了なら使い続けない判断が重要
今回の脆弱性案内で特に重要なのが、対象商品Bはサポート終了のため対策ファームウェアが提供されないという点です。公式は恒久的な対策として使用停止を推奨し、新商品への移行を案内しています。
2026年4月時点で、バッファローが更新不可として挙げている7機種は次のとおりです。
- WZR-600DHP
- WZR-600DHP2
- WZR-600DHP3
- WZR-900DHP
- WZR-900DHP2
- WZR-S600DHP
- WZR-S900DHP
⚠️ 更新不可機種は「そのまま使い続ける」が安全策ではありません
バッファロー公式は、対象商品Bについて対策ファームウェアを提供しないと案内し、恒久的な対策として使用停止を推奨しています。電源が入る、普段つながっているという理由だけで安全とは判断できません。
バッファローのサポート期間の案内では、ソフトウェア(ファームウェア)の修正提供期間は製造終了日から5年間、または最長保守年数のうち長い方とされています。一方で、サポート終了商品は脆弱性が見つかっても修正ソフトウェアを提供できないと明記されています。つまり、更新不可機種である以上、「待てばそのうち修正版が出るかもしれない」とは考えないほうがよい状況です。
買い替え判断で迷う場合は、次のように考えると整理しやすくなります。
- 型番が対象商品Bに含まれているかを確認する
- 公式に対策ファームの提供がないことを確認する
- 日常利用や業務利用を続ける必要があるなら、現行機への切り替えを優先する
新しい機種へ切り替えるときの初期設定や接続し直しが不安な場合は、新しいルーターへ切り替えるときの基本設定もあわせて確認しておくと流れをつかみやすくなります。
「Internet側リモートアクセス設定」とルーター側で見直したいこと
今回の公式案内では、「Internet側リモートアクセス設定を許可する」設定を有効にしている場合は、インターネット側から攻撃を実行される可能性があると明記されています。ここは見落としやすいポイントですが、とても重要です。
この設定は、ざっくり言えば自宅や社内のLAN側だけでなく、インターネット側からも設定画面にアクセスできる状態を意味します。外出先から管理画面に入る必要がある人には便利ですが、そうした明確な用途がない場合は、無効のまま運用を検討しやすい設定です。
有効にする必要があるケース
離れた場所から管理画面へ入る明確な運用があり、設定内容も理解している場合です。その場合でも、対策ファーム適用が前提になります。
多くの家庭利用での考え方
普段は自宅内でしか設定しないなら、無効のままにしておくほうがシンプルです。不要な公開範囲を広げないことが大切です。
設定の確認場所は機種によって異なりますが、基本はルーターの管理画面に入り、リモートアクセスや管理画面公開に関する項目を探します。画面名が少し違う場合もあるため、対象機種ページと合わせて確認してください。
今回の脆弱性対策に直接つながるのは、まずファーム更新です。そのうえで、使っていないリモートアクセス系の設定は無効を前提に見直すと整理しやすくなります。ルーター全般の基本的な見直し項目は、Wi-Fiルーターの基本的なセキュリティ設定も参考になります。
Windows PC側で今すぐ見直したいWi-Fi・ネットワーク設定
今回の脆弱性そのものはルーター側の問題ですが、Windows PC側でも確認しておくと混乱を減らせる項目があります。特に更新後に「どのSSIDにつながっているのかわからない」「再接続したい」といった場面で役立ちます。
Microsoft公式では、Windows の重要なネットワーク設定とタスクとして、接続中ネットワークのプロパティ確認方法や、パブリック/プライベート設定の考え方を案内しています。まずは Windows の「設定」→「ネットワークとインターネット」から、いま接続中の Wi-Fi の情報を確認しておくと安心です。
家庭でファイル共有やプリンター共有を積極的に使っていない場合は、ネットワークの種類を必要以上に開放しないほうがわかりやすいです。Windows 11 では初回接続時にパブリックネットワークとして扱うのが既定で、共有が不要な環境ではその考え方が扱いやすい場面があります。
更新後に接続が不安定になったときは、保存済みWi-Fi情報をいったん削除して接続し直す方法もあります。再接続の流れはWindows で Wi-Fi 接続の問題を修正するページでも確認できます。
Windows側で確認しておきたい項目
- いま接続しているSSIDが、自分のバッファロールーターのものか
- ネットワークのプロパティで接続先を確認できるか
- 不安定な場合に既知のネットワークを忘れて再接続できるか
Windows側の無線LAN設定をもう少し丁寧に見直したい場合は、Windowsの無線LAN設定を見直す方法もあわせて確認してみてください。今回の対策の主役はあくまでルーター側ですが、PC側の確認まで済ませると「ちゃんと切り替わったか」「別の古いSSIDに戻っていないか」を判断しやすくなります。
よくある質問(FAQ)
自動更新が有効なら、もう何もしなくて大丈夫ですか?
自動更新対応機種で、設定が「重要な更新のみ行う」または「常に最新版に更新する」になっていれば、更新済みの可能性があります。ただし機種によって自動更新機能の有無が異なるため、型番と現在のファームウェアバージョン確認まで行うほうが確実です。
脆弱性ページに自分の機種名がありません。対象外と考えてよいですか?
バッファローのサポートFAQでは、当該脆弱性ページ内に記載されていない製品は対象ではないと案内されています。まずは型番の読み違いがないか確認したうえで、公式ページに載っていなければ今回の対象外として判断しやすいです。
更新中にインターネットは使えなくなりますか?
バッファローは、ファームウェア自動更新の実施中に有線・無線とも10分間の通信断が発生する可能性があると案内しています。仕事や授業、オンライン会議の直前は避けて更新したほうが安全です。
更新できない旧機種は、とりあえず使い続けてもよいですか?
今回の対象商品Bについて、バッファロー公式は対策ファームを提供せず、恒久的な対策として使用停止と新商品への移行を推奨しています。少なくとも「修正版が出るまで様子を見る」という考え方は取りにくい状況です。
まとめ:バッファロールーター脆弱性の対策手順
この記事では、バッファロー製ルーター等の脆弱性対応について解説しました。
- 最初にやることは型番確認です:まず本体や箱で型番を確認し、公式の脆弱性ページに掲載されているかを照合します。
対象外機種まで一律に危険と決めつける必要はありません。掲載の有無を先に確認するのが近道です。
- 対象機種ならファーム更新を優先します:自動更新の状態、現在のバージョン、対策ファームの版数を確認し、必要に応じてオンライン更新または手動更新を行います。
更新中は通信断の可能性があるため、作業時間帯にも注意してください。
- 更新不可7機種は使い続けない判断が重要です:サポート終了機種には対策ファームが提供されず、公式も使用停止と移行を推奨しています。
動いているかどうかではなく、修正を受けられるかどうかで判断するのがポイントです。
今回のテーマでは、CVEの細かい説明を追うよりも、型番確認→更新確認→更新不可時の見直しの順で動くほうが迷いにくいです。
あわせて、Wi-Fiルーターの基本的なセキュリティ設定やWindowsの無線LAN設定の見直しも確認しておくと、今回の対応後の運用も安定しやすくなります。

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