Auto SRの使い方完全ガイド|DLSS/FSRとの違いと設定の優先順位【2026年版】
- 公開日:2026/2/18
- 最終更新日:
- パソコン日記
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Auto SRの使い方完全ガイド|DLSS/FSRとの違いと設定の優先順位【2026年版】
「ゲームのフレームレートを上げたいけど、GPUに負荷をかけたくない」「DLSSやFSRとWindows 11のAuto SRは何が違うの?」と疑問に思っていませんか?
Windows 11に搭載されたAuto SR(Automatic Super Resolution:自動スーパー解像度)は、OS層で動作するAI超解像技術です。従来のDLSSやFSRとは、処理位置(OS vs ゲーム内)と処理ユニット(NPU vs GPU)が根本的に異なります。
この記事では、Auto SRの仕組みから具体的な設定手順、DLSS/FSRとの使い分けの判断基準まで、Copilot+ PC所有者や購入を検討中のゲーマーに向けて詳しく解説します。
💡 Auto SRは「通訳が後ろでサポート」するイメージ
DLSSやFSRは、ゲーム自体が「英語で話す人」のように、内部で高度な処理を行います。一方、Auto SRは「あなた(ゲーム)が日本語で話した後、通訳(OS)が英語に翻訳して相手(ディスプレイ)に伝える」ようなものです。ゲーム側は何も気にせず、OSが後ろで映像を高解像度化してくれます。
この記事を読めば、Auto SRを使うべき状況と使わない方が良い状況がわかります。さらに、Copilot+ PCの要件確認から、実際の設定手順、トラブルシューティングまで網羅しています。
注:ゲームのフレームレート向上方法は様々です。この記事ではAuto SRに焦点を当てていますが、DLSS/FSRやその他の最適化手法も状況に応じて検討する必要があります。
⚠️ 重要な前提条件
Auto SRはCopilot+ PC(主にSnapdragon X シリーズプロセッサ搭載)を中心に展開されています。2026年初頭より、AMD Ryzen AIやIntel Core Ultraの一部モデルでも対応が開始されていますが、プレビュー段階のものも含まれます。また、約1フレームの遅延が発生するため、競技性の高いFPSゲームでは使用前に効果と遅延のバランスを検証することを推奨します。
Copilot+ PCやCopilotの基本的な使い方がまだよくわからないという方は、先に「Copilotとは?使い方から情報漏洩対策まで徹底解説」をお読みいただくとスムーズです。
Auto SRとは?OS標準AI超解像の正体
Auto SRの基本概念とMicrosoftの狙い
Auto SR(Automatic Super Resolution:自動スーパー解像度)は、Microsoftが2024年6月に発表し、同年10月以降順次展開を開始したWindows 11標準機能です。2026年1月のアップデートでは設定UIが簡素化され、トースト通知から直接設定できるようになりました。
この機能の基本的な仕組みは、低解像度でゲームをレンダリングし、AI技術で高解像度化してディスプレイに出力するというものです。これにより、GPUの負荷を軽減しながらフレームレート(FPS)を向上させることを狙っています。
たとえば、ゲームを1152×768の解像度で実行し、それをAIが1920×1080に拡大して表示します。GPUは低解像度のレンダリングで済むため、処理負荷が下がり、結果としてFPSが向上するという仕組みです。
Microsoftの狙いは、ゲーム開発者側の対応を必要とせず、OS層で幅広いゲームに対してパフォーマンス向上を提供することにあります。これは、DLSSやFSRのようにゲーム側の実装が必要な技術とは大きく異なるアプローチです。
なお、主流はSnapdragon X シリーズですが、2026年初頭よりAMD Ryzen AIやIntel Core Ultraの一部モデルでも順次対応が開始されています(プレビュー段階を含む)。対応状況は変化しているため、最新情報は各メーカー公式サイトでご確認ください。
DLSS/FSRとの根本的な3つの違い
Auto SRは、従来の超解像技術であるNVIDIA DLSS(Deep Learning Super Sampling)やAMD FSR(FidelityFX Super Resolution)と比較されることが多いですが、実は根本的に異なる3つのポイントがあります。
①処理位置の違い
DLSS/FSR:ゲーム内で処理(ゲームエンジンに統合)
Auto SR:OS層で処理(ディスプレイパイプラインに統合)
Auto SRは、ゲームが映像を出力した後、ディスプレイに表示される直前に処理を行います。そのため、ゲーム側は何も意識する必要がありません。
②処理ユニットの違い
DLSS/FSR:GPU(グラフィックス処理専用チップ)
Auto SR:NPU(Neural Processing Unit:AI処理専用チップ)
Auto SRはNPUを使用するため、GPUに負荷をかけずに超解像処理を実行できます。これがGPU負荷が高いゲームでの大きなメリットとなります。
③対応範囲の違い
DLSS/FSR:ゲーム開発者が個別に実装
Auto SR:OS管理(DirectX 11/12対応ゲームなら幅広く動作可能)
Auto SRは、未対応ゲームでも条件を満たせば自動的に適用できる点が最大の特徴です。
これらの違いを理解すると、Auto SRは「未対応ゲームで真価を発揮する伏兵的存在」であることがわかります。DLSSやFSRが実装されていないゲームでも、OS層でパフォーマンス向上を図れるのです。
DLSSとFSRの技術的な違いや画質比較について詳しくは、「DLSS vs FSR徹底比較|画質・性能・対応GPUの違い(2025年版)」をご覧ください。
Auto SRのシステム要件と対応環境
Auto SRの公式なシステム要件と対応ゲーム条件については、自動スーパー解像度 – Microsoft公式サポートで最新情報が公開されています。
Copilot+ PCとNPU要件
Auto SRを利用するには、Copilot+ PCと呼ばれる特定のハードウェア要件を満たすPCが必須です。現時点(2026年2月)では、以下の条件をすべて満たす必要があります。
Auto SR利用のための必須要件
- プロセッサ:Snapdragon X シリーズ(Snapdragon X Elite、Snapdragon X Plus)を中心に、AMD Ryzen AI 300シリーズ、Intel Core Ultra(第2世代)の一部モデル
- NPU性能:40 TOPS(Tera Operations Per Second)以上
- OS:Windows 11 バージョン24H2以降
- ディスプレイ:1080p(1920×1080)以上の解像度
現在の主流はSnapdragon X シリーズです。Snapdragon X Eliteは45 TOPSのNPU性能を持ち、Auto SRの要件を満たします(詳細はQualcomm Snapdragon X Elite公式仕様をご覧ください)。2026年初頭より、AMD Ryzen AI 300シリーズやIntel Core Ultra(第2世代)の一部モデルでも対応が開始されていますが、プレビュー段階のものも含まれるため、メーカー公式サイトで最新の対応状況をご確認ください。
自分のPCがCopilot+ PCかどうか確認する方法:
Windows 11のバージョン確認やアップデート方法について詳しくは、「Windows 11 25H2アップデート完全ガイド」をご覧ください。
対応ゲームの条件と制限事項
Auto SRは「OS層で動作する」という特性上、DirectX 11または12を使用するゲームであれば、基本的に動作します。ただし、いくつかの条件と制限があります。
Auto SRが動作する条件
- DirectX 11または12を使用(Vulkan、OpenGLは非対応)
- x64またはArm64ネイティブのゲーム
- 排他的フルスクリーンモード推奨(ボーダレスウィンドウでは動作しない場合が多い)
- ゲームの解像度が縦900ドット未満の場合、自動的にAuto SRが起動
⚠️ Auto SRが動作しない状況
以下の場合、Auto SRは機能しません:
– HDR(ハイダイナミックレンジ)が有効になっている
– Vulkan APIやOpenGL APIを使用するゲーム
– ボーダレスウィンドウモードで実行している(一部のゲーム)
– 解像度が縦900ドット以上で、手動で有効化していない場合
重要なのは、ゲーム側の対応リストに載っていなくても試用可能という点です。Microsoftは「検証済みゲームリスト」を公開していますが、それ以外のゲームでも動作する可能性があります。
Auto SR Package の確認とアップデート
Auto SRは「Auto SR Package」というコンポーネントとして提供されており、Microsoft Store経由で自動更新されます。最新版を使用することで、対応ゲームの増加や画質改善の恩恵を受けられます。
Auto SR Packageの確認方法:
- Microsoft Storeを開く
- 右上のアカウントアイコンをクリック
- 「ダウンロードと更新」を選択
- 「Auto SR Package」があるか確認し、更新が必要な場合は「更新」をクリック
通常は自動更新されますが、動作が不安定な場合や新しいゲームで動作しない場合は、手動で最新版に更新することをおすすめします。
Auto SRの設定手順【Windows 11】
Windows設定での有効化(グローバル設定)
Auto SRを使い始めるには、まずWindows設定でグローバルに有効化する必要があります。2026年1月のアップデートでUIが簡素化され、設定がより直感的になりました。
これで、Auto SRのグローバル設定が有効になります。ただし、これだけでは個別のゲームには適用されません。次のステップで、ゲームごとに設定を行います。
ゲームごとの個別設定
Auto SRは、ゲームごとに個別に有効化する必要があります。これにより、対応状況が不明なゲームや、逆に使用したくないゲームを柔軟に管理できます。
ゲームごとの設定手順:
- Windows設定の「グラフィックス」画面を開く(前述の手順)
- 「アプリケーションのカスタム設定」セクションまでスクロール
- 「参照」ボタンをクリックし、ゲームの実行ファイル(.exe)を選択
- 追加されたゲームをクリックし、「オプション」を選択
- 「自動スーパー解像度」を「オン」に設定
- 「保存」をクリック
⚠️ 推奨解像度設定
Auto SRを有効にした後、ゲーム内の解像度を1152×768程度に設定することをMicrosoftは推奨しています。これにより、GPUの負荷を軽減しながら、1920×1080相当の表示品質を得られます。ただし、解像度を下げすぎると画質が著しく低下するため、バランスの調整が重要です。
一部のゲームランチャー(Steam、Epic Games Launcher等)経由で起動するゲームの場合、ランチャーの実行ファイルではなく、ゲーム本体の.exeファイルを登録する必要がある点に注意してください。
通知の見方と動作確認
Auto SRが正常に動作すると、ゲーム起動時に「自動スーパー解像度によって強化されています」という通知が画面右下に表示されます。2026年1月のアップデートでは、この通知から直接設定画面に移動できるようになりました。
NPU使用率の確認方法:
- ゲームを起動した状態で、タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc キー)
- 「パフォーマンス」タブを選択
- 左側のリストから「NPU」を選択
- 使用率が50~100%程度になっていれば、Auto SRが動作している証拠
通知が表示されない場合や、NPU使用率が上がらない場合は、以下を確認してください:
- ゲームが排他的フルスクリーンモードで動作しているか
- ゲームの解像度設定が適切か(縦900ドット未満または手動で有効化済みか)
- HDRが無効になっているか
- Auto SR Packageが最新版に更新されているか
フレームレートの基礎知識や測定方法については、「FPS(フレームレート)設定の基礎知識と最適化ガイド」も併せてご覧ください。
Auto SRの実際の効果と注意点
FPS向上の実測値とボトルネック
Auto SRの最大のメリットは、GPUに負荷をかけずにフレームレートを向上できる点です。2024年時点のDigital Foundryの検証(Digital Foundry: Auto SR Tested)では、解像度を50%に下げた場合、平均で約16fpsから36fps相当のパフォーマンス向上が報告されています。
※上記はSnapdragon X Elite搭載機での2024年時点の検証結果です。2026年2月現在のAuto SR Packageはアップデートされているため、実際の効果はこの値と異なる可能性があります。
ただし、これはGPU負荷が高い状況でのみ顕著に現れます。以下のような場合、効果が限定的になる可能性があります:
- CPU律速の場合:ゲームの処理がCPUによって制限されている場合、GPUの負荷を下げても効果が薄い
- すでに高いFPSが出ている場合:元々100fps以上出ている環境では、体感的な向上は小さい
- NPUが他のAI機能と競合している場合:ライブキャプションなど、他のNPU使用機能が動作していると、パフォーマンスが低下することがある
一般的に報告されているケースでは、40〜60fps程度で動作しているゲームで最も効果を実感しやすいとされています。GPUとCPUどちらがボトルネックになっているかの確認方法は、「GPU・CPUボトルネックの確認方法と対処法」で詳しく解説しています。
遅延と画質のトレードオフ
Auto SRには、無視できない約1フレームの遅延増加があります(2024年時点のDigital Foundryの検証では約12ms)。これは、OS層で映像を処理する際に発生する処理時間です。
💡 遅延は「翻訳の時間」のようなもの
ゲームが「日本語」で映像を出力し、OSが「英語」に翻訳してディスプレイに渡すイメージです。翻訳には少し時間がかかるため、その分だけ表示が遅れます。普段の会話(60fps以下のゲーム)なら気になりませんが、スピード重視の議論(競技FPS)では、この「翻訳の遅れ」が致命的になることがあります。
遅延の許容度の目安:
- 60fps以下の環境:1フレームの遅延は比較的許容しやすい
- 60〜144fps:ゲームジャンルによる。アクションRPGやシミュレーションなら問題ないことが多い
- 144fps以上の競技FPS:1フレームの遅延が勝敗に影響する可能性があり、慎重な検証が必要
画質に関しては、同検証では「ちらつきや若干のぼやけが見られる」と評価されています。特に、細かいテキストや遠景のディテールで品質低下が目立つ場合があります。
DLSS Qualityモードと比較すると、画質面ではやや劣るものの、未対応ゲームでも使えるという点で大きな価値があります。
NPU負荷と他作業への影響
Auto SRはNPUを使用するため、GPUの負荷は増えませんが、NPU使用率は50〜100%に達します。これにより、他のNPU使用機能と競合する可能性があります。
NPUを使用する主な機能:
- Windows Studio Effects(背景ぼかし、視線補正等)
- ライブキャプション(音声の自動字幕表示)
- 一部のAIアシスタント機能(Copilot等)
これらの機能を同時に使用すると、Auto SRのパフォーマンスが低下したり、他の機能が正常に動作しなくなったりする可能性があります。ゲーム中は、不要なNPU使用機能を無効化することをおすすめします。Copilot関連機能の無効化方法は、「Copilot関連機能を安全に無効化する方法」で解説しています。
⚠️ バッテリー駆動時の注意
ノートPCでバッテリー駆動時にAuto SRを使用すると、NPUの電力消費によりバッテリー持続時間が短くなります。長時間のゲームプレイを予定している場合は、ACアダプターを接続することを推奨します。
Auto SRを使うべきか?判断基準と優先順位
DLSS/FSR対応ゲームでの優先順位
最も重要な判断基準は、プレイするゲームがDLSSやFSRに対応しているかどうかです。基本的な優先順位は以下の通りです:
なぜこの順序なのか?理由は以下の通りです:
- DLSS:画質と性能のバランスが最も優れており、遅延も最小限。ゲーム内で最適化されているため、最高の結果が得られる
- FSR:幅広いGPUで利用可能で、画質も良好。ゲーム内技術のため、OS層の処理よりも効率的
- Auto SR:OS層の処理のため、やや画質が劣り、約1フレームの遅延が発生する。ただし、未対応ゲームでは唯一の選択肢
⚠️ 併用は推奨しない
DLSSやFSRとAuto SRを併用することは技術的には可能ですが、画質が著しく悪化する場合が多いため推奨されません。ゲーム内でDLSSやFSRを有効にしている場合は、Auto SRは無効にしておくことをおすすめします。
Auto SRが真価を発揮するのは、DLSS/FSR未対応の古いゲームや、インディーズゲームです。これらのゲームでは、OS層の超解像技術が唯一のパフォーマンス向上手段となります。
競技性の高いFPSでの判断軸
競技性の高いFPSゲーム(Valorant、Counter-Strike 2、Apex Legends等)では、遅延が勝敗に直結するため、慎重な判断が必要です。
使うべき状況
現在のFPS:40〜60fps程度
目標FPS:80fps以上を目指したい
環境:カジュアルプレイ、練習モード
理由:フレームレート向上のメリットが、約1フレームの遅延増加を上回る可能性が高い
使わない方が良い状況
現在のFPS:144fps以上
目標:ランクマッチ、大会
環境:競技プレイ
理由:すでに十分なフレームレートが出ており、遅延増加のデメリットが大きい
多くの競技FPSプレイヤーは、遅延を最小化するため、すべての超解像技術を無効にしています。Auto SRも例外ではなく、高いフレームレートが既に出ている環境では、使用しない方が無難です。
ただし、低スペックPCで60fpsを下回っている場合は、試してみる価値があります。フレームレートが低すぎると、そもそも競技プレイが困難なため、1フレームの遅延よりもFPS向上を優先すべき状況です。
Auto SR設定の優先順位フローチャート
以下のフローチャートを使って、Auto SRを使うべきかどうかを判断してください:
上記のいずれかの質問で「いいえ」になった場合は、以下の対処を検討してください:
- 質問1で「いいえ」:Copilot+ PC以外では使えません。NVIDIA Image ScalingやAMD RSRなど、GPU側の代替技術を検討してください
- 質問2で「はい」:まずDLSSやFSRを優先的に使用してください
- 質問3で「いいえ」:すでに十分なFPSが出ている場合、Auto SRの効果は限定的です
- 質問4で「いいえ」:競技FPSの場合、遅延が致命的になる可能性があります。慎重に検証してください
ゲーミングPC全体のパフォーマンス最適化(グラフィック設定、電源設定、不要プロセス停止など)については、「ゲーミングPC総合最適化ガイド|FPSを最大化する設定術」で体系的に解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1:Copilot+ PC以外で使う方法はある?
A: 2026年2月時点では、Auto SRは主にSnapdragon X シリーズプロセッサで展開されており、AMD Ryzen AI 300シリーズやIntel Core Ultra(第2世代)の一部モデルでも対応が開始されています。ただし、プレビュー段階のものも含まれるため、購入前に各メーカー公式サイトで対応状況を必ず確認してください。
Copilot+ PC以外の環境でOS層の超解像技術を利用したい場合は、以下の代替案を検討してください:
- NVIDIA Image Scaling(NIS):NVIDIA製GPU所有者向け。NVIDIAコントロールパネルから有効化可能
- AMD Radeon Super Resolution(RSR):AMD製GPU所有者向け。Radeon Softwareから有効化可能
- Intel XeSS:Intel Arc GPU所有者向け。対応ゲームで利用可能
Q2:DLSS/FSRと併用すべき?
A: 併用は推奨しません。二重に超解像処理を行うことで、ぼやけが強くなる、ちらつきやアーティファクト(ノイズ)が増える、細かいディテールが失われるといった問題が報告されています。DLSS/FSRが使える場合はそちらを優先し、Auto SRは無効にしてください。
Q3:なぜスクリーンショットが低解像度なのか?
A: Auto SRは、ディスプレイ出力の直前(ディスプレイパイプライン)で処理を行うため、OSからはゲームが低解像度で動作しているように見えます。スクリーンショット機能は超解像処理の前の段階で動作するため、低解像度でキャプチャされます。実際にディスプレイに表示されている映像は高解像度化されています。高解像度のスクリーンショットが必要な場合は、Auto SRを一時的に無効にしてください。
Q4:フルスクリーン以外でも動作する?
A: Auto SRは、排他的フルスクリーンモードでの動作を前提に設計されています。ボーダレスウィンドウモードやウィンドウモードでは、動作しない場合が多いです。ボーダレスウィンドウモードで動作するかどうかはゲームごとに異なるため、個別に検証する必要があります。
Q5:画面がぼやける時の対処法は?
画質を改善する調整方法
- ゲーム内のアンチエイリアシング設定を調整:FXAA、SMAA等を無効化すると、ぼやけが軽減することがある
- 解像度を少し上げる:例えば768pから900pに上げることで、超解像の負担が減り、画質が向上する場合がある
- シャープネス設定を調整:ゲーム内にシャープネス設定がある場合、値を上げると輪郭がはっきりする
- Auto SRを一時的に無効化:画質を最優先する場合は、FPSを犠牲にしてAuto SRをオフにする
解像度を極端に下げすぎると(720p未満)、AIでも補完しきれず画質が著しく低下します。推奨は1152×768程度です。
Q6:設定が難しい場合やトラブルが解決しない場合は?
A: Auto SRの設定やゲーム内のグラフィック設定の最適化は、組み合わせが多く試行錯誤が必要です。「設定を変えたらゲームが起動しなくなった」「画面表示がおかしくなった」などのトラブルが解決しない場合は、PCホスピタルのような出張対応の専門サポートに相談するのも一つの方法です。PC全体のパフォーマンス最適化やディスプレイ設定の見直しもまとめて対応してもらえます。
まとめ:Auto SRを使いこなす判断基準
この記事では、Windows 11のAuto SR(自動スーパー解像度)について解説しました。
- Auto SRはOS層×NPUで動作する独自技術:ゲーム開発者の対応不要で、DirectX 11/12対応ゲームなら幅広く利用可能
- Copilot+ PCが必須:40 TOPS以上のNPU搭載、Windows 11 24H2以降が必要。AMD/Intel対応はプレビュー段階
- 約1フレームの遅延と画質のトレードオフ:40〜60fps環境で最も効果的。144fps以上の競技FPSでは慎重に判断
- 優先順位はDLSS > FSR > Auto SR:未対応ゲームや古いタイトルでAuto SRが真価を発揮
- 併用は非推奨:DLSS/FSRとの二重処理は画質悪化の原因。どちらか一方を選択する
Auto SRは、適切な状況で使用すればGPUに負荷をかけずにフレームレートを向上できる強力なツールです。記事中のフローチャートを参考に、あなたの環境に最適な設定を見つけてください。
ゲーミングPC全体の設定最適化や、Auto SRの効果検証が難しいと感じた場合は、PCホスピタルのサポートも活用できます。プロがあなたのPC環境に合わせた最適なグラフィック設定を一緒に構築します。

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