Windows 11でプリンターソフトが入らない原因はWPP?解除手順と注意点
- 公開日:2026/3/15
- 最終更新日:
- パソコン日記
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※本記事は1つの情報源としてご活用ください。重要な変更を加える場合は事前にバックアップを取り、複数の情報源も参考にしながら操作してください。
Windows 11 24H2/25H2でBrother・HP・Canon・EPSONなどのプリンターをつなごうとしたとき、メーカーソフトやドライバーがうまく入らず困ることがあります。とくに「セキュリティにブロックされた」「プリンターを認識できない」と表示される場合は、Windows側のWindows Protected Print Mode(Windowsで保護された印刷モード、以下WPP)が影響している可能性があります。
- プリンターソフトが入らない原因として、WPPが関係しているか見分けるポイント
- WPPの確認場所と、Windows 11でオフにする手順
- オフにすると何が変わるのか、再インストールはどの順番で進めるべきか
こんな方におすすめの記事です
- Windows 11でプリンタードライバーやメーカーソフトが入らず困っている方
- 「セキュリティにブロックされた」「接続設定エラー」と表示されて原因がわからない方
- WPPをオフにしてよいのか、何が消えるのかを確認してから進めたい方
本記事では、Windows 11でプリンターソフトが入らないときのWPP確認・解除・再インストール手順を順番に整理します。(専門知識は不要です!)
注:WPPをオフにすれば必ず解決するとは限りません。実際には、対応OSの違い、古いドライバーの残り、接続の順番、位置情報の設定などが重なっていることもあります。この記事では、WPPを先に確認する価値が高いケースを中心に整理します。
💡 WPPは「決まった入館証だけ通せる受付」のようなものです
WPPは、プリンター関連の仕組みをWindows標準の方法にそろえて、安全性を高めるための仕組みです。たとえるなら、ビルの受付で「指定の入館証を持つ人だけ通す」ルールに近いです。標準の方法に合うプリンターは通れますが、メーカー独自のドライバーや補助ソフトを前提にした機種は、受付で止まってしまうことがあります。
Windows 11でプリンターソフトが入らないなら、まずWPPを確認する
この症状では、最初にWPPの状態を確認すると原因を絞り込みやすくなります。
Windows 11でプリンターソフトが入らない場面では、セキュリティソフトより先にWPPを見たほうが近道になることがあります。メーカー公式でも、ドライバーの導入失敗や印刷不可の原因候補としてWPPが案内されています。Epsonは、ドライバーをインストールする際に「操作を完了できませんでした(エラー 0x000004ec)」「このプログラムはグループポリシーによってブロックされています。」「プリンターを認識できません」「接続設定エラー」と表示される場合、WPPがオンの可能性があると案内しています。詳しい症状例は、Epson公式FAQで確認できます。
WPPが原因で起きやすい症状
WPPが影響している可能性が高いのは、次のようなケースです。
- ドライバーやメーカーソフトのインストール途中で止まる
- 「セキュリティにブロックされた」と感じるメッセージが出る
- 「プリンターを認識できません」「接続設定エラー」と表示される
- 以前は使えていたのに、Windows更新後にプリンターが消えたように見える
セキュリティソフトより先にWPPを見る価値がある理由
このテーマでは、WPPが関係する症状がメーカー公式でかなり具体的に示されています。もちろん原因は1つとは限りませんが、症状が合っているなら先に確認する価値は十分あります。
先に結論を知りたい方へ
まずWPPが有効かどうかを確認し、必要な場合だけオフにしてから、残っている古いプリンター情報やドライバーを整理し、メーカー公式の手順で再インストールする流れが基本です。
WPPとは何か、なぜプリンターソフト導入を止めるのか
WPPは安全性を高める機能ですが、メーカー独自ドライバーを使う環境では互換性に注意が必要です。
Microsoftは、WPPをWindowsモダンプリントスタックのみを使う保護機能として案内しています。これは、従来のようにメーカーごとの印刷ドライバーへ深く依存するのではなく、Windows標準の印刷方式で扱いやすくする考え方です。現時点では、Sharpの24H2向け案内でもWPPは既定で無効とされており、有効にしたときに独自ドライバーの新規インストールや既存利用が制限されます。仕組みの概要はMicrosoft Learn、24H2時点の既定状態はSharpのお知らせで確認できます。
WPPは「サードパーティ製ドライバーを前提にしない」印刷モード
言い換えると、WPPは「メーカー独自ドライバーを深く入れて使う従来型」よりも、「Windows標準に寄せた印刷」を優先するモードです。Microsoftが案内するMopria認定は、Windows標準の印刷方式と相性がよい共通規格を指します。
セキュリティ強化と引き換えに、互換性で注意が必要になる
WPPを有効にすると、サードパーティ製ドライバーを使うプリンターはアンインストールされます。さらに、有効な間はそれらのドライバーを使えません。いったん無効にしたあとも、元に戻るのは「自動復旧」ではなく、再インストールの作業を行ったときです。この点が、読者が誤解しやすいポイントです。
WPPと「2026年の旧来ドライバー方針変更」は別の話
ここは混同しやすいポイントです。WPPはWindows側の設定ですが、2026年以降の方針はWindows Updateでの配信ルールの話です。Microsoftは、2026年1月15日以降、Windows 11以降とWindows Server 2025以降では新しいプリンタードライバーはWindows Updateに公開されない一方、既存ドライバーの更新はケースバイケースで承認され、メーカー配布のインストールパッケージによる導入は継続できると案内しています。詳しい方針はMicrosoftのドライバー方針ページをご確認ください。
WPPが原因か見分けるチェックポイント
設定画面の表示とエラー文言を見ると、WPPが原因かどうかをかなり絞り込めます。
設定画面で「オフにする」か「設定」かを見る
もっとも簡単な確認方法は、Windows 11の設定画面を見ることです。Brother公式では、「Windowsで保護された印刷モード」が「オフにする」表示ならWPPはオン、「設定」表示ならWPPはオフと案内されています。見分け方の確認にはBrother公式FAQが参考になります。
WPPが疑わしいエラー表示・症状を確認する
「0x000004ec」「このプログラムはグループポリシーによってブロックされています」「プリンターを認識できません」「接続設定エラー」などは、WPP確認を優先したい代表例です。症状が近い場合は、WPPの状態を先に見たほうが遠回りを減らせます。
WPP以外に確認すべき原因もある
ただし、原因はWPPだけとは限りません。Canonは24H2/25H2の制限事項として、「新規ポートの作成に失敗しました」という表示や、位置情報の許可設定がドライバー導入やWi-Fiセットアップに関わるケースも案内しています。WPPをオフにしても直らない場合は、位置情報サービス、古いドライバーの残り、先に接続したことでWindows標準ドライバーが入っていないかも確認してください。関連する制限事項はCanon公式FAQで確認できます。
他の周辺機器も同時に不安定なら、PC全体の設定や接続環境を見直したほうが早いこともあります。関連する切り分けとして、他の周辺機器も不安定ならBluetoothの対処法も確認しておくと役立ちます。
WPPをオフにする手順と、オフにする前の注意点
操作自体はシンプルですが、無条件にオフにするのではなく、理由を持って切り替えることが大切です。
Windows 11でWPPをオフにする手順
- 「スタート」から「設定」を開きます。
- 「Bluetooth とデバイス」を開きます。
- 「プリンターとスキャナー」を選びます。
- 画面内の「Windowsで保護された印刷モード」を探します。
- 表示が「オフにする」ならWPPは有効です。必要な場合だけクリックします。
- 確認ダイアログが出たら内容を確認し、「はい」を選びます。
- 表示が「設定」に変われば、WPPはオフの状態です。
⚠️ WPPは無条件に切る機能ではありません
WPPは、印刷まわりの安全性を高めるための機能です。メーカーソフトや独自ドライバーが必要なときだけオフにし、作業後はそのまま使い続けるのか、元の運用に戻すのかまで考えておくと安心です。会社や学校のPCでは、管理者ポリシーで変更できない場合があります。
解除できないときは管理者設定の可能性がある
会社PCや学校PCでは、WPPがグループポリシーで有効化されていて、利用者側で無効にできないことがあります。その場合は、自己判断で別の回避策を探すより、管理者の案内に従ったほうが安全です。
WPPをオフにすると何が変わるか
オフにするとメーカー製ドライバーを入れやすくなりますが、それだけで元どおりになるわけではありません。
WPPをオンのまま使う
Windows標準の印刷方式を優先します。機種によっては基本的な印刷はできますが、用紙設定や細かな機能、メーカー独自アプリは使えないことがあります。
WPPをオフにしてメーカーソフトを使う
メーカー製ドライバーや補助ソフトを再導入しやすくなります。一方で、設定を切り替えただけでは自動復旧せず、再インストール作業が必要です。
消えることがあるもの
WPPを有効にすると、メーカー製プリンタードライバー、ファクスドライバー、追加されたプリンターキュー、機種固有の詳細設定や補助機能が使えなくなることがあります。複合機では、印刷は戻ってもスキャン側で制限が残ることもあります。
オフにしても自動では戻らない
ここが重要です。WPPをオフにすると「再インストールできる状態」には戻りますが、消えたドライバーやプリンターがその場で自動復旧するわけではありません。元の環境に戻すには、あらためてメーカー公式の手順で導入し直す必要があります。
WPPをオンのままでも使えるケースがある
機種によっては、IPP Class Driver(Windows標準の印刷ドライバー)で基本的な印刷ができる場合があります。また、Print Support Appは、メーカーが追加機能を提供するための補助アプリです。印刷だけできればよいのか、メーカー独自の細かな機能まで必要なのかで判断が分かれます。
解除後に再インストールを成功させる順番
再インストールは、WPPを切るだけでなく、残っている古い情報を整理してから進めるほうが失敗しにくくなります。
先に残っている旧ドライバーやプリンター情報を整理する
- 「設定」から「Bluetooth とデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開き、同じ機種名の古いプリンターが残っていないか確認します。
- 使わない古いプリンターがある場合は削除します。
- 以前のメーカーソフトが中途半端に入っている場合は、アプリ一覧からアンインストールします。
- USB接続なら、再インストールの指示が出るまではケーブルを抜いておきます。
メーカー公式ドライバーを正しい順番で入れる
- まず、メーカー公式サイトで自分の機種とWindows 11の対応状況を確認します。
- WPPがオフになっていることを再確認します。
- メーカー公式サイトから最新のドライバーや統合インストーラーを取得します。
- インストーラーの案内どおりに進め、接続タイミングの指示が出てからUSB接続またはWi-Fi設定を行います。
- インストール完了後、テスト印刷を行います。
PC全体の初期設定順が乱れていて、プリンター以外も含めて見直したい場合は、PC初期設定を順番に見直したい方はこちらも参考になります。
再インストール後に確認すべきこと
最後は「印刷できた」で終わらせず、必要な機能まで戻っているか確認してください。
- 通常印刷ができるか
- 両面印刷や給紙設定が使えるか
- インク残量やトナー情報が表示されるか
- 複合機ならスキャンも使えるか
よくある質問(FAQ)
「Windowsで保護された印刷モード」が「設定」表示ならオンですか?
いいえ。一般に「オフにする」表示ならWPPが有効、「設定」表示ならWPPはオフです。
WPPをオフにしたら、消えたプリンターやドライバーは自動で戻りますか?
いいえ。WPPをオフにしただけでは自動復旧しません。再び使うには、メーカー公式の手順で再インストールする必要があります。
会社PCでWPPをオフにできないのはなぜですか?
グループポリシーなどで管理者が設定している可能性があります。この場合、ユーザー権限だけでは変更できないことがあります。
WPPをオフにしなくても使える方法はありますか?
機種によっては、Windows標準のIPP Class Driverで基本的な印刷ができる場合があります。ただし、メーカー独自の細かな機能までは使えないことがあります。
プリンターは直ったのにスキャン機能だけ使えません。WPPと関係ありますか?
関係している可能性があります。印刷は戻っても、スキャンや補助ソフトは別のドライバーやアプリを必要とすることがあるためです。
WPPをオフにしても直らない場合、位置情報の設定も関係しますか?
関係することがあります。無線セットアップでは位置情報サービスの許可が必要な場合があり、オフだと自動検出やファームウェア更新に影響することがあります。
まとめ:Windows 11でプリンターソフトが入らないときのWPP確認
Windows 11でプリンターソフトやドライバーが入らないときは、まずWPPの状態を確認し、必要な場合だけオフにして再インストールへ進むのが基本です。
- WPPの有無を先に見分ける
「オフにする」表示ならWPPが有効で、原因候補として有力です。
- オフにしても自動復旧はしない
設定を切り替えただけでは元に戻らないため、メーカー公式手順で再導入が必要です。
- WPP以外の要因も確認する
位置情報の設定、旧ドライバーの残り、接続の順番が影響することもあります。
再発を防ぐには、ドライバーはメーカー公式配布ページから確認し、印刷だけでなくスキャンや詳細設定まで戻っているかもあわせて確認しておくと安心です。

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