パソコン起動3分→30秒に!今すぐできる7つの高速化対策【2025年名古屋版】

朝、パソコンの電源を入れてから起動を待つ時間。コーヒーを淹れ、メールをチェックしようと思っても、なかなか画面が表示されない…そんな「起動の遅さ」にイライラしていませんか?

この記事では、パソコンの起動時間を劇的に短縮する7つの対処法を、無料でできる設定変更から、効果絶大なSSD換装まで、難易度順に詳しく解説します。

この記事を読めば、起動時間を3分から30秒に短縮する具体的な方法がわかり、毎日のストレスから解放されます。

注: パソコンが遅い原因は様々です。この記事では起動時間の改善に焦点を当てていますが、起動後の動作の重さには別の対策が必要な場合もあります。

パソコンの起動時間、何分かかっていますか?

まず、お使いのパソコンの起動時間が「正常な範囲」にあるかを確認しましょう。起動時間は、パソコンに搭載されているストレージ（データを保存する部品）の種類によって大きく異なります。

もし、SSD搭載機で1分以上、HDD搭載機で3分以上かかっている場合は、システムやハードウェアに問題が発生している可能性が高く、対策が必要です。

パソコンの起動が遅くなる主な原因は、以下の3つが典型的です:

• スタートアップアプリの過剰稼働: 起動時に不要なソフトが自動的に立ち上がり、処理を妨げている
• HDDの劣化や故障: データ読み込み速度が遅いHDDが老朽化し、物理的にデータを読み出せなくなっている
• Windows Updateの未適用: 更新プログラムの適用が途中で止まっており、起動のたびに処理が走り負荷をかけている

【診断】あなたのPCの起動時間を測定する方法

自分のパソコンが本当に「遅い」のかどうかを正確に判断するには、イベントビューアーという管理ツールを使って起動時間を測定する方法があります。

この測定結果が3分（180秒）以上の場合、すぐに次の高速化対策に進むことをおすすめします。

【即効性大】今すぐできる起動高速化3つ（無料・所要15分）

まずは費用をかけずに、システム設定を変更して起動時の負荷を軽減する3つの方法を試しましょう。これらの対処法は、システムの不具合を修復できる可能性もあります。

①スタートアップアプリの大掃除

パソコン起動時に自動で立ち上がる「スタートアップアプリ」を整理します。これにより、起動直後のメモリ使用量が削減され、動作が軽快になる効果が期待できます。

期待効果: 起動プロセスが5〜10秒短縮される可能性があります。

②高速スタートアップの有効化

Windows 10/11には、シャットダウン時にシステムの情報をメモリの一部に保存することで、次回の起動を高速化する機能があります。

期待効果: 起動プロセスの一部を省略し、起動時間を短縮する効果が期待できます。

注意: 高速スタートアップを有効にすると、完全に電源が切れない状態になるため、まれにシステムの不具合を引き起こす可能性があります。もし有効化後にシステムが不安定になった場合は、無効化することをおすすめします。

③Windows Updateの完全適用

未適用のWindows Updateや、途中で中断された更新プログラムが残っていると、起動のたびにその処理がバックグラウンドで実行され、動作が遅くなる原因となることがあります。

期待効果: 未完了の更新プロセスによる負荷が解消し、起動が安定します。また、セキュリティリスクや不具合を未然に防ぐ効果もあります。

注意: 大規模なアップデートの場合、適用自体に時間がかかり、一時的にパソコンの動作が遅くなることがあります。完了するまで電源を切らないようにしましょう。

【効果中】設定変更で起動を速くする2つの方法（所要20分）

次に、システムの根幹に関わる設定や、見た目を調整することで、起動速度をさらに最適化する方法をご紹介します。

④BIOS/UEFIの起動順序最適化

パソコンが起動する際、BIOS（バイオス）またはUEFI（ユーイーファイ）という基本プログラムが、どのデバイスからOSを読み込むかを順番にチェックします。OSがインストールされていないデバイスが優先されていると、そのチェックにかかる時間だけ起動が遅くなる可能性があります。

期待効果: 不要なハードウェアチェックが省略され、起動シーケンスが数秒〜10秒程度短縮される効果が期待できます。

⑤視覚効果とアニメーションの無効化

Windows 11/10の視覚効果（半透明効果や滑らかなアニメーション）は美しいですが、起動時を含めてメモリやグラフィック性能を消費します。これを停止し、パフォーマンスを優先させることで、処理速度を向上させることが期待できます。

期待効果: 起動時のアニメーション描画負荷が軽減され、特にメモリが少ないPCで体感速度が5〜10秒向上する可能性があります。

注意: 画面の見た目がシンプルでクラシックな表示に変わり、Windows 11などの最新OSの美しいデザインが損なわれます。

【効果大】ハードウェア対応で劇的改善2選

ソフトウェアや設定の見直しを行っても効果が得られない場合、それはハードウェア（物理的な部品）の性能が限界を迎えているサインです。特に古いPCの場合、以下のハードウェアアップグレードが、起動時間を3分から30秒へと劇的に短縮する最終手段となります。

⑥HDD→SSD換装（効果: 起動3分→30秒）

HDD（ハードディスクドライブ）をSSD（ソリッドステートドライブ）に交換（換装）することは、起動高速化において最も劇的な効果をもたらす対策です。

劇的改善効果: HDDからSSDに換装するだけで、起動やファイルコピーの体感速度が2倍〜5倍に向上し、起動時間が3分から30秒程度に短縮される効果が期待できます。

名古屋でのSSD換装サービス:

名古屋市内では、PCホスピタル、パソコンドック24、パソコン修理PCバルといった専門業者がSSD換装サービスを提供しています。特に、PCホスピタルではデータを保護した上での修理が特徴であり、パソコンドック24ではSSD換装により動作がスムーズになった実績が多数報告されています。

⑦メモリ増設（4GB→8GB以上）

メモリ（RAM）はパソコンの「作業机の広さ」に例えられます。これが不足すると、起動時やアプリ使用時にPCがストレージの一部をメモリの代わりとして使用する低速な処理が頻繁に発生し、これが起動を遅くする間接的な原因となる可能性があります。

効果: メモリ増設は、同時作業の効率化やフリーズの解消に効果が期待できます。特に4GBから8GBに増設した場合、起動時間が約18%短縮されるというデータもあります。

推奨容量: WordやExcelでの事務作業なども快適に行うため、メモリ容量は最低でも8GBあることが推奨されます。

増設費用相場（2025年1月時点、税込）:

• メモリ部品代（DDR4 8GB）: 約3,000円〜5,000円
• 増設作業工賃: 3,300円〜6,600円程度

起動後も重い場合は他の原因をチェック

上記の方法で起動時間自体は30秒〜1分程度に短縮されたものの、「起動後にアプリがなかなか立ち上がらない」「操作がもたつく」といった動作の重さが残る場合、起動速度以外の原因が考えられます。

起動はストレージ性能（SSD）で高速化できても、その後の動作はメモリとCPUの性能に依存します。総合的な重さ対策については、関連記事もご参照ください。

自分で対処できない場合のプロサポート

BIOS設定の変更が不安な方や、SSD換装やメモリ増設といったパソコン内部の作業に自信がない方、大切なデータ保護を最優先したい方は、専門のプロに相談することが最も安全で確実な選択肢です。

名古屋市内の主な専門業者:

名古屋市および愛知県では、PCホスピタル、パソコンドック24、パソコン修理PCバルなど、即日対応可能な専門業者が多数サービスを提供しています。

• PCホスピタル: データ保護を前提とした修理が特徴。最短即日訪問可能。システムのクリーンアップ6,600円（税込）〜、HDD/SSD交換39,600円（税込、320GB未満、部品代別途）〜
• パソコンドック24: 全店舗にパソコン整備士常駐で安心感が高い。メモリ増設3,300円〜11,000円（税込、部品代別途）、OSの修復13,200円（税込）〜
• パソコン修理PCバル: メーカー修理のほぼ半額を目指す。動作が重い症状の修理14,300円〜33,000円（税込）

PCホスピタルの起動高速化サービス:

PCホスピタルでは、起動トラブルや動作遅延の解決に特化したサービスを提供しています。システムのクリーンアップでは、動作を遅くしている原因（不要なソフトやスタートアップなど）を除去し、起動ソフトの最適化を行います。また、HDD/SSD交換では、現在の環境やデータを保護した上で交換を実施し、システム修復を行うサービスを提供しています。名古屋市を含む愛知県全域で、累計サポート実績200万件以上を誇り、最短即日対応が可能です。

よくある質問（FAQ）

Q1: 起動時にロゴ画面が長い原因は?

A: 起動時のロゴ画面が長い場合、主にハードウェアのチェックやデバイスドライバーの読み込みに時間がかかっている可能性があります。BIOS/UEFIの設定で、起動ドライブの優先順位がHDDや光学ドライブなど、OS以外のデバイスに設定されていると、そのチェックに時間を要する場合があります。BIOS/UEFIの起動順序を内蔵SSD/HDDに設定し直すことで改善する可能性があります。

Q2: スタートアップを全部無効化しても大丈夫?

A: Windows標準のシステムプロセスや、使用しているセキュリティソフト以外のアプリは、基本的にすべて無効化しても日常使用に大きな問題はありません。むしろ無効化することで起動時の負荷が減り、高速化に繋がる効果が期待できます。ただし、セキュリティソフトは常に動作させておく必要があるため、絶対に無効化しないでください。

Q3: SSD換装で本当に速くなる?

A: はい、SSD換装は起動速度の改善において最も効果が高い対策です。特にHDD（ハードディスク）を搭載しているパソコンの場合、SSDに交換するだけで、起動時間はもちろん、アプリの起動やファイルの読み書き速度が劇的に向上する効果が期待できます。専門業者に依頼すれば、データをそのまま移行して環境を変えずに高速化できます。

Q4: 起動は速いがその後が重い原因は?

A: 起動が速くなったのに、その後の動作が重い場合、原因はストレージ（SSD/HDD）ではなく、メモリ不足やCPUの負荷、ウイルス感染など、別の問題に移行している可能性があります。タスクマネージャーでメモリやCPUの使用率を確認し、使用率が常に80%を超える場合は、メモリ増設や高負荷アプリの停止を検討してください。

Q5: 名古屋でSSD換装を頼むなら?

A: PCホスピタル 名古屋店やパソコンドック24 名古屋・大須店など、名古屋市内には全国展開している専門業者が多数あります。PCホスピタルは最短即日での出張対応が可能であり、パソコンドック24では全店舗にパソコン整備士の有資格者が常駐しているため安心感があります。SSD換装はデータ移行が伴うため、データを保護して修理することを明言している業者を選ぶと良いでしょう。

Q6: 古いパソコンでも効果ある?

A: ご購入から5年以内のPCであれば、SSD換装やメモリ増設による高速化は費用対効果が高く、十分な改善効果が期待できます。しかし、5年以上経過しており、CPU性能が低すぎる場合は、修理費用が新品価格の50%以上になる可能性もあり、修理よりも買い替えが賢明な選択となる場合があります。まずは専門業者に診断を依頼し、故障の程度や現在のスペックを確認してもらうことをおすすめします。