
Windows 11/10でファイル共有する方法|フォルダ・プリンターのネットワーク設定
🏠 家族みんなでファイルとプリンターを簡単共有!
複数のパソコンでファイルを共有したり、1台のプリンターを家族全員で使いたい時の設定方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。Windows 11と10の両方に対応した手順で、安全で便利なネットワーク環境を構築しましょう。
本記事は【2026年1月19日】時点で調査した内容です。Windowsの設定画面や既定の仕様はアップデートで変わる場合があります。最新情報は公式情報もあわせてご確認ください。
ファイル共有の基本:共有設定の仕組み
ファイル共有とは、同じネットワーク(WiFi環境)に接続された複数のパソコン同士で、お互いのファイルやプリンターを使えるようにする機能です。
📁 ファイルの共有
写真、動画、文書などを他のパソコンからアクセス可能にします。USBメモリを使わずに、ネットワーク越しにファイルをやり取りできます。
🖨️ プリンターの共有
1台のプリンターを複数のパソコンから使用できます。プリンターに直接接続されていないパソコンからも印刷が可能になります。
💾 ストレージの有効活用
容量の大きなパソコンをファイルサーバーとして活用し、他のパソコンの容量不足を解消できます。
🔄 即時アクセス
共有フォルダにファイルを保存すると、他のパソコンからもすぐにアクセス可能。※リアルタイム同期が必要な場合は、OneDrive・Google Drive・iCloudなどのクラウドサービスを併用してください。
重要:ファイル共有を設定する前に、同じネットワークに接続されたすべてのパソコンが信頼できるものであることを確認してください。公衆WiFiなどでは共有設定を有効にしないよう注意しましょう。また、パスワード保護共有を必ず有効にし、匿名・ゲストアクセスは使用しないでください。
【手順】共有フォルダを作成・設定する方法
🗂️ 共有フォルダの作成手順
1ネットワーク探索とファイル共有を有効にする
まず、パソコンがネットワーク上で他のデバイスを見つけられるよう基本設定を行います。
Windows 11の場合:- 「スタート」→「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 「ネットワークの詳細設定」をクリック
- 「共有の詳細設定」を選択
- 「プライベートネットワーク」を展開
- 「ネットワーク探索を有効にする」をオン
- 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」をオン
Windows 10の場合:- 「スタート」→「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 「共有オプション」をクリック
- 「プライベート」で「ネットワーク探索を有効にする」をオン
- 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」をオン
上記の画面・項目が見つからない場合は、次の代替導線でも確認できます:「コントロール パネル」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」。
Windowsのファイル共有の基本手順(ネットワーク経由の共有の考え方・前提)は、Microsoft公式の案内もあわせて確認すると安心です。Windows 10のネットワーク経由のファイル共有(Microsoft公式)
ファイアウォール設定の確認:共有が正しく動作しない場合は、Windows Defenderファイアウォールで「ファイルとプリンターの共有」が許可されているか確認してください。
2共有するフォルダを作成・選択する
共有したいファイルを入れるフォルダを作成し、共有設定を行います。
- エクスプローラーを開き、共有したい場所(デスクトップやドキュメント等)に新しいフォルダを作成
- フォルダ名を「共有フォルダ」など、わかりやすい名前に設定
- 作成したフォルダを右クリック→「プロパティ」を選択
3フォルダの共有設定を行う
フォルダのプロパティから共有設定を詳細に設定します。
- プロパティ画面で「共有」タブをクリック
- 「共有」ボタンをクリック
- 「共有する相手を選んでください」画面で、特定のユーザーアカウントを選択
セキュリティ上の重要な注意:「Everyone」は最小限の使用にとどめてください。実運用では、パスワード保護共有を有効にし、特定のユーザーアカウントのみにアクセス権を付与することを強く推奨します。家庭内であっても、匿名・ゲストアクセスは使用しないでください。
- 「追加」ボタンをクリック
- 「アクセス許可のレベル」で適切な権限を選択:
- 読み取り:ファイルの閲覧・コピーのみ可能
- 読み取り/書き込み:ファイルの編集・削除も可能
- 「共有」ボタンで設定完了
「共有のアクセス許可(共有タブ側)」と「NTFSアクセス許可(セキュリティタブ側)」が両方噛み合っていないと、接続側で「アクセスが拒否されました」が出ることがあります。共有側PCで、両方の権限を確認してから切り分けるのが近道です。
4推奨:安全な共有ユーザーの作成(ベストプラクティス)
より安全な共有環境を構築するため、専用の共有ユーザーを作成することを推奨します。
- 共有元PCで、新規ローカルユーザーアカウント(例:shareuser)を作成
- 強固なパスワードを設定
- 共有フォルダに、このユーザーのみアクセス権を付与
- 接続側PCでアクセス時に、このユーザー名とパスワードを使用
- 「資格情報マネージャー」に登録しておくと、次回以降の入力が不要になります
この方法により、共有フォルダへのアクセスを特定のユーザーに限定でき、セキュリティが大幅に向上します。
5共有フォルダへのアクセス方法
他のパソコンから共有フォルダにアクセスする方法を確認します。
- アクセスしたいパソコンでエクスプローラーを開く
- 左サイドバーの「ネットワーク」をクリック
- 共有設定を行ったパソコン名が表示されるのでダブルクリック
- 共有フォルダが表示されるので、ダブルクリックでアクセス
- ユーザー名とパスワードの入力を求められたら、共有元PCの認証情報を入力
ネットワーク上でパソコンが見つからない場合は、アドレスバーに直接「\\パソコン名」または「\\IPアドレス」を入力してアクセスできます。IPアドレスは、コマンドプロンプトで「ipconfig」コマンドを実行すると確認できます。
【手順】ネットワークプリンターを設定する方法
🖨️ プリンター共有の設定手順
1プリンター共有の有効化(プリンター接続PC側)
プリンターが直接接続されているパソコンで、プリンター共有を有効にします。
Windows 11の場合:- 「スタート」→「設定」→「Bluetoothとデバイス」を開く
- 「プリンターとスキャナー」をクリック
- 共有したいプリンターをクリック
- 「プリンターのプロパティ」を選択
- 「共有」タブをクリック
- 「このプリンターを共有する」にチェック
- 共有名を入力(わかりやすい名前にする)
- 「OK」で設定完了
Windows 10の場合:- 「スタート」→「設定」→「デバイス」を開く
- 「プリンターとスキャナー」をクリック
- 共有したいプリンターをクリック
- 「管理」→「プリンターのプロパティ」を選択
- 「共有」タブで「このプリンターを共有する」にチェック
- 共有名を設定して「OK」
プリンターを共有する標準的な流れは、Microsoft公式の手順でも確認できます。プリンターをネットワーク プリンターとして共有(Microsoft公式)
2ネットワークプリンターを追加(他のPC側)
プリンターを使いたい他のパソコンで、ネットワークプリンターとして追加します。
- 「スタート」→「設定」→「プリンターとスキャナー」を開く
- 「プリンターまたはスキャナーを追加します」をクリック
- 「プリンターが一覧にない場合」をクリック
- 「共有プリンターを名前で選択する」を選び、以下の形式で入力:
\\プリンター接続PC名\共有プリンター名
例:\\DESKTOP-ABC123\Canon_Printer
- 「次へ」をクリックしてドライバーをインストール
- テストページを印刷して動作確認
🏡 家族構成別の推奨設定
👨👩👧👦 4人家族の場合
- 共有設定:メインPCに家族全員がアクセス可能な「Family」フォルダを作成
- 権限設定:子供用PCは「読み取り」のみ、大人用PCは「読み取り/書き込み」
- セキュリティ:専用の共有ユーザーを作成し、パスワード保護共有を有効化
- プリンター:リビングのメインPCに接続し、全デバイスから印刷可能に設定
👫 夫婦2人の場合
- 共有設定:両方のPCで相互に「読み取り/書き込み」権限を設定
- フォルダ構成:「写真」「書類」「動画」など用途別に共有フォルダを作成
- セキュリティ:パスワード保護共有を有効化し、特定ユーザーのみアクセス許可
🏢 小規模オフィスの場合
- 共有設定:サーバー用PCを設定し、部署別フォルダを作成
- 権限管理:ユーザーアカウント別に詳細な権限設定
- セキュリティ:パスワード保護共有を必須とし、匿名・ゲストアクセスは完全無効化
共有設定の注意点とセキュリティ対策
ファイル共有を安全に利用するため、以下のセキュリティ対策を必ず実施してください。
必須パスワード保護共有の設定
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「共有の詳細設定」を開く
- 「すべてのネットワーク」を展開
- 「パスワード保護共有を有効にする」を選択
- 「変更の保存」をクリック
重要:パスワード保護共有を有効にすると、共有フォルダにアクセスする際にユーザー名とパスワードの入力が必要になり、セキュリティが向上します。この設定は必ず有効にしてください。
また、古いプロトコル(SMBv1)は既定で未インストールとなっている環境が一般的です。どうしても古い機器の都合でSMBv1を有効化する前に、公式の技術情報でリスクと前提を確認してください。SMBv1 not installed by default in Windows(Microsoft Learn)
推奨適切な権限設定
- 「Everyone」は使用しない:特定のユーザーアカウントのみにアクセス許可を与える
- 機密性の高いファイルには「読み取り」権限のみを付与
- 編集が必要なファイルのみ「読み取り/書き込み」権限を設定
- 定期的にアクセス権限を見直し、不要な権限を削除
- 共有専用のユーザーアカウントを作成し、強固なパスワードを設定
「ゲストでつなぐ(安全でないゲストログオンを有効化する)」は、利便性と引き換えにリスクが上がりやすい設定です。設定項目の意味や適用範囲を誤解しないために、手順を試す前に公式の説明を確認してください。Enable insecure guest logons on SMB2 and SMB3(Microsoft Learn)
セキュリティ上の重要な注意点:- 公衆WiFiや信頼できないネットワークでは絶対に共有設定を有効にしない
- 個人情報や機密文書は共有フォルダに置かない、またはフォルダレベルで暗号化する
- 定期的にパスワードを変更し、強固なパスワードを使用する
- ウイルス対策ソフトを最新の状態に保つ
- 匿名・ゲストアクセスは使用しない:セキュリティリスクが高いため、必ずユーザー認証を使用してください
よくある共有トラブルとその解決策
🔧 トラブルシューティングガイド
共有フォルダが見つからない・表示されない
原因と解決策:
- ネットワーク探索が無効:両方のPCでネットワーク探索を有効にする
- ファイアウォールがブロック:Windows Defenderファイアウォールで「ファイルとプリンターの共有」を許可
- ワークグループの確認(推奨・任意):両方のPCを同じワークグループに設定すると見つけやすくなります(必須ではありません)
- 直接アクセス:エクスプローラーのアドレスバーに「\\IPアドレス\共有名」または「\\PC名\共有名」を入力して直接アクセス
IPアドレスは「コマンドプロンプト」で「ipconfig」コマンドを実行すると確認できます。PC名は「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認できます。
「アクセスが拒否されました」エラーが表示される
原因と解決策:
- 権限不足:共有フォルダの権限設定を確認し、適切なアクセス権を付与
- 認証情報の問題:「資格情報マネージャー」で古い認証情報を削除し、正しいユーザー名とパスワードで再接続
- ユーザーアカウントの作成:共有元PCに、接続側PCと同じユーザーアカウントとパスワードを作成
- パスワード保護共有の確認:パスワード保護共有が有効になっており、正しい認証情報を使用しているか確認
資格情報マネージャーの使用:「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」→「Windows資格情報」から、共有先PCの認証情報を追加・編集できます。
プリンターがオフライン表示される
原因と解決策:
- プリンター接続PCの確認:プリンターが接続されているPCが起動し、ネットワークに接続されているか確認
- プリンタースプーラーサービス:両方のPCで「services.msc」を開き、「Print Spooler」サービスが実行中か確認
- ドライバーの再インストール:クライアントPCでプリンタードライバーを削除し、再インストール
- 共有設定の確認:プリンター接続PCで共有設定が有効になっているか再確認
- ファイアウォール設定:両方のPCでファイアウォールが「ファイルとプリンターの共有」を許可しているか確認
Windows 11 24H2アップデート後に接続できない
特定バージョンのアップデート後に接続が不安定になるケースが報告されることがあります。まずは基本に戻り、認証前提の共有(パスワード保護共有+特定ユーザー)であることを確認してください。
- パスワード保護共有を有効化(最優先):「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」→「共有の詳細設定」で「パスワード保護共有を有効にする」
- ユーザーアカウント追加:共有元PCに、接続側PCと同じユーザーアカウントとパスワードを作成
- 資格情報の登録:接続側PCの「資格情報マネージャー」に、共有元PCの認証情報を登録
- 一時的回避策:問題が解決するまでOneDrive・Google Drive・iCloudなどのクラウドサービスを併用
非推奨の対処法について:ゲストアクセスの有効化などは、状況によってリスクが上がります。実施する場合は、設定内容の意味・影響範囲を理解したうえで、必要最小限・一時的にとどめてください。
まとめ
Windows 11/10でのファイル・プリンター共有設定は、正しい手順で行えば家庭内やオフィスでの作業効率を大幅に向上させることができます。重要なのは、利便性とセキュリティのバランスを保つことです。
成功のポイント:- 共有設定前に全PCが同じネットワークに接続されていることを確認
- パスワード保護共有を必ず有効化し、匿名・ゲストアクセスは使用しない
- 「Everyone」ではなく、特定のユーザーアカウントのみにアクセス権を付与
- 共有専用ユーザーを作成し、資格情報マネージャーで管理すると安定
- 段階的に設定を行い、各ステップで動作確認を実施
- ファイアウォールで「ファイルとプリンターの共有」を許可
- セキュリティ設定を必ず有効化し、定期的に見直す
- トラブル発生時は焦らず、基本設定から確認する
この設定により、USBメモリの受け渡しや複数台のプリンター購入が不要になり、より快適で効率的なデジタル環境を構築できます。定期的なメンテナンスとセキュリティチェックを忘れずに、安全で便利なファイル共有環境をお楽しみください。
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料金表
「共有ができない」は3点セットで詰まりやすい
ファイル共有・プリンター共有は、①共有設定(共有タブ)と②権限(セキュリティ/NTFS)、そして
③認証(資格情報/パスワード保護共有)が噛み合わないと失敗しがちです。
どこで止まっているかを整理して、最短ルートで復旧します。
次の症状は“設定の組み合わせ”が原因のことが多いです
- 「ネットワーク」にPCが出てこない/共有フォルダが見つからない
- \\PC名 や \\IP で開けるが「アクセスが拒否されました」になる
- パスワードは合っているのに認証が通らない/毎回聞かれる(資格情報が古い等)
- 共有プリンターが追加できない/オフラインになる/印刷だけ失敗する
- Windows 11 24H2 以降、共有が不安定になった気がする
- Everyoneを避けて“安全に共有したい”が設定が難しい
相談前に、これだけ分かると切り分けが一気に進みます
- 共有元PC/共有先PCのOS(Windows 11/10、24H2等)
- ネットワークの種類(自宅Wi-Fi/有線、ルーター機種、メッシュ等)
- やりたいこと(フォルダ共有/プリンター共有/両方)
- エラー内容(アクセス拒否、資格情報、見つからない等)
- 共有方式(\\PC名\共有名 で指定/ネットワーク表示から など)
- セキュリティ方針(専用ユーザーで運用したい、Everyoneは避けたい等)
セキュリティ重視の方へ
家庭内でも、パスワード保護共有+特定ユーザー運用が安定しやすく安全です。
ゲスト/匿名運用は“繋がる代わりにリスクが上がる”ため、必要最小限・一時的に留める前提で判断します。
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