PCがフリーズ・動作が重い時の原因と解決策|タスクマネージャー診断ガイド
- 公開日:2025/9/24
- 最終更新日:
- パソコン日記

🚨 PCがフリーズした時の緊急対処法
完全にフリーズして操作できない場合:
1. Ctrl + Alt + Delete を同時押し
2. それでも反応しない場合は電源ボタン長押しで強制終了
3. 再起動後、この記事の診断手順で原因を特定しましょう
PCフリーズの基本的な症状と判別方法
フリーズとは?
パソコンが突然反応しなくなり、マウスカーソルが動かない、キーボード入力ができない、画面が固まったままになる状態のことです。
フリーズの種類と症状
フリーズの種類 | 症状 | 緊急度 | 対処の優先度 |
---|---|---|---|
完全フリーズ | マウス・キーボード共に反応しない | 高 | 即座に強制終了 |
アプリフリーズ | 特定のアプリのみ応答なし | 中 | タスクマネージャーで終了 |
動作遅延 | 極端に動作が遅い | 低 | 原因調査・軽減策実行 |
タスクマネージャーを使った診断方法
タスクマネージャーの起動方法
Ctrl + Shift + Esc
Ctrl + Alt + Delete
→「タスクマネージャー」を選択
タスクバー右クリック
→「タスクマネージャー」
タスクマネージャーの見方・診断ポイント
重要な診断指標
項目 | 正常範囲 | 注意レベル | 危険レベル | 対処法 |
---|---|---|---|---|
CPU使用率 | 0-30% | 30-70% | 70%以上 | 高負荷プロセスを終了 |
メモリ使用率 | 0-60% | 60-80% | 80%以上 | 不要アプリを閉じる |
ディスク使用率 | 0-50% | 50-90% | 90%以上 | ディスクアクセス軽減 |
パフォーマンスタブでの詳細診断
パフォーマンスタブの活用方法:
タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブでは、リアルタイムでシステム全体の状況をグラフで確認できます。これにより、問題の傾向や時系列での変化を把握できます。
CPU診断のポイント
- 使用率が常に80%以上: 高負荷プロセスの特定が必要
- 温度が80℃以上: 熱暴走の可能性、冷却対策が必要
- グラフが頻繁に跳ね上がる: 不安定なプロセスの存在
メモリ診断のポイント
- 使用可能メモリが1GB以下: 即座にアプリ終了が必要
- ページファイル使用量が多い: 物理メモリ不足
- メモリリークの疑い: 使用量が徐々に増加し続ける
原因別フリーズの解決策
CPU過負荷によるフリーズ
CPU使用率が異常に高い場合
即座に実行する対処法:
- タスクマネージャーでCPU使用率の高いプロセスを特定
- 不要なアプリケーションを「タスクの終了」で強制終了
- ブラウザのタブを大量に開いている場合は整理
- バックグラウンドで動作する更新プログラムの一時停止
根本的な解決策:
- CPUクーラーの清掃・交換
- 電源設定を「バランス」に変更
- 古いハードウェアの場合はCPUアップグレードを検討
メモリ不足によるフリーズ
メモリ使用率が80%以上の場合
緊急対処法:
- メモリ使用量の多いアプリを優先的に終了
- ブラウザの拡張機能を無効化
- 不要なスタートアップアプリを無効化
- 仮想メモリ(ページファイル)のサイズを増加
長期的な解決策:
- メモリ増設を検討(8GB→16GB以上推奨)
- 不要なプログラムのアンインストール
- ディスククリーンアップの定期実行
ディスク過負荷によるフリーズ
ディスク使用率が90%以上の場合
即効性のある対処法:
- Windows Updateの一時停止
- ウイルススキャンの一時停止
- 大容量ファイルのコピー・移動を中断
- SSDの場合はTRIMコマンド実行
根本的な改善策:
- HDDからSSDへの換装
- ディスクの断片化解消(デフラグ実行)
- 不要ファイルの削除・移動
- 一時ファイルの定期清掃
特定アプリケーションによるフリーズ
アプリケーション起因の問題
対処手順:
- 問題のアプリケーションを特定
- 「応答なし」状態のアプリを強制終了
- アプリケーションの更新確認
- 互換性モードでの起動を試行
- 必要に応じてアプリの再インストール
フリーズを未然に防ぐための設定と習慣
🔄 定期メンテナンス
- 週1回のシステムクリーンアップ
- 月1回のデフラグ実行
- 不要ファイルの削除
- レジストリクリーナー使用
⚙️ システム最適化
- スタートアップアプリの整理
- 視覚効果の軽減
- バックグラウンドアプリの制限
- 電源設定の最適化
🛡️ セキュリティ対策
- ウイルス対策ソフトの定期更新
- Windows Updateの適用
- 怪しいソフトウェアの回避
- 定期的なシステムスキャン
📊 監視・管理
- パフォーマンスモニターの活用
- システムリソースの定期確認
- 温度監視ソフトの使用
- イベントログの確認
トラブルシューティング:特殊な状況への対処
強制再起動ができない場合
🚨 緊急事態の対処法
- 電源ボタン長押し(10秒以上) - 最も確実な方法
- 電源コードの抜き差し - デスクトップPCの場合
- バッテリー取り外し - 古いノートPCの場合
- 強制リセットボタン - リセットボタンがある場合
マウスカーソルが動かない場合
確認・対処手順:
- マウス・トラックパッドの接続確認
- USB端子の差し直し
- ワイヤレスマウスの電池確認
- キーボードショートカットによる操作
- Tabキーとエンターキーでの操作
ブルースクリーン(BSOD)が発生した場合
ブルースクリーンとは:
システムの致命的エラーが発生した際に表示される青い画面。ハードウェア障害やドライバーの問題が主な原因です。
対処手順:
- エラーコードをメモ・撮影
- 最近インストールしたソフト・ハードウェアの確認
- セーフモードでの起動試行
- システム復元ポイントの利用
- ハードウェア診断ツールの実行
システム設定の最適化
Windows 11の推奨設定
設定項目 | 推奨値 | 設定場所 | 効果 |
---|---|---|---|
仮想メモリ | 物理メモリの1.5倍 | 詳細設定 > パフォーマンス | メモリ不足の緩和 |
視覚効果 | パフォーマンス優先 | システムプロパティ | CPU負荷軽減 |
電源プラン | バランス | 電源オプション | 安定性向上 |
Windows Update | 自動(営業時間外) | 更新とセキュリティ | 作業中断回避 |
定期的なメンテナンススケジュール
日次(毎日):
- 不要なアプリケーションの終了
- 一時ファイルの削除
- システムリソースの簡易確認
週次(毎週):
- ディスククリーンアップ実行
- ウイルススキャン実行
- スタートアップアプリの見直し
- システム温度の確認
月次(毎月):
- デフラグの実行(HDD使用時)
- レジストリクリーニング
- ハードウェア診断
- バックアップの実行
まとめ:フリーズ問題の根本解決に向けて
✅ 重要なポイント
- 早期発見・早期対処: タスクマネージャーでの定期監視が重要
- 原因の特定: CPU、メモリ、ディスクのどれが問題かを正確に判断
- 予防策の実行: 定期メンテナンスでトラブルを未然に防ぐ
- 根本的解決: ハードウェア不足の場合は積極的なアップグレード
PCのフリーズは多くの場合、適切な診断と対処により解決できます。この記事で紹介したタスクマネージャーを使った診断方法を習得することで、自分でトラブルの原因を特定し、効果的な解決策を実行できるようになります。
より根本的な改善が必要な場合は、パソコンの設定高速化ガイドも併せてご参照ください。また、メモリ不足が頻繁に発生する場合は、メモリ増設を検討することをお勧めします。
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